以下に示したビタミンの構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。なお、アの金属カチオンに結合している原子の電荷…
薬学理論問題(化学) 第101問
以下に示したビタミンの構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。なお、アの金属カチオンに結合している原子の電荷(形式電荷)は省略されている。
- (1)アは1 価の銅である。
- (2)キレート錯体である。
- (3)インドール骨格が含まれる。
- (4)フラノース環が含まれる。
- (5)aの不斉炭素の立体配置はS である。
正答 (2)(4)
正答は (2)と(4)。図はメチル基の付いたビタミン B₁₂(メコバラミン)で、コリン環が金属を多座で挟むキレート錯体であり、リボースのフラノース環を含みます。
(2) コリン環の4つの窒素と、下側のジメチルベンゾイミダゾールの窒素が中心の金属に配位しています。1つの配位子が複数の原子で金属を挟むので、キレート錯体です。
(4) ジメチルベンゾイミダゾールに付いた糖は、五員環のリボース(フラノース環)です。
【ほかの選択肢】
(1) ア はコバルト(3価のコバルトイオン)。ビタミン B₁₂ はコバルトを含むのでコバラミンという 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 含まれるのは 5,6-ジメチルベンゾイミダゾール(ベンゼン環とイミダゾール環)で、インドール骨格ではない 誤り
(5) a は 1-アミノ-2-プロパノールに由来する不斉炭素で、立体配置は R 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問101(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学理論問題(化学)」のほかの問題
- 2022年(令和4年) 第101問D︲リボースの構造を正しく表しているFischer 投影式はどれか。1つ選べ。
- 2022年(令和4年) 第109問天然物由来成分の化学構造を基に開発された、血液凝固抑制作用を有するクマリン誘導体はどれか
- 2023年(令和5年) 第107問図1 及び図2 は、アスパラギン酸プロテアーゼ及びシステインプロテアーゼによる基質加水分
- 2024年(令和6年) 第105問非ステロイド性抗炎症薬A~Eに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第103問以下の反応で、生成物を与える電子移動を示す一連の矢印が正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2026年(令和8年) 第101問インドールのモノ臭素化反応において、主生成物Aが得られる過程で生じるカチオン中間体として
スポンサーリンク


