70 歳男性。1 年前に妻ががんで死亡し、娘夫婦と同居している。半年前から、元気がなく、物忘れをすることがあった。最近、…

薬学実践問題(実務) 第214問

70 歳男性。1 年前に妻ががんで死亡し、娘夫婦と同居している。半年前から、元気がなく、物忘れをすることがあった。最近、「妻が私の隣に座って話しかけてくることがある」、「自分は邪魔にされている」、「娘の子供が私のお金を盗む」などの発言をするようになったので、娘に付き添われて病院を受診した。レビー小体型認知症と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。(処方)ドネペジル塩酸塩口腔内崩壊錠3 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分抑肝散エキス顆粒 1 回2.5 g(1 日7.5 g)1 日3 回 朝昼夕食前 14 日分この患者の情報から、処方された抑肝散エキス顆粒によって改善が期待される症状として適切なのはどれか。2つ選べ。

正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。抑肝散は、亡くなった妻が見える幻視などの幻覚や、「お金を盗まれる」という妄想などの周辺症状(BPSD)の改善が期待されます。 レビー小体型認知症では、ありありとした幻視が特徴的です。抑肝散は、神経の高ぶりを鎮める処方で、認知症の幻覚・妄想・興奮などの行動・心理症状に用いられることがあります。 【ほかの選択肢】 (2) 物忘れは認知機能の障害(中核症状)。改善を期待するのはドネペジル 誤り (4) 見当識障害も中核症状で、抑肝散で改善を期待するものではない 誤り (5) パーキンソン症状などの運動障害は、抑肝散で改善を期待するものではない 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問214(厚生労働省 公表)出典元ページ

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