70 歳男性。1 年前に妻ががんで死亡し、娘夫婦と同居している。半年前から、元気がなく、物忘れをすることがあった。最近、…

薬学実践問題(化学) 第215問

70 歳男性。1 年前に妻ががんで死亡し、娘夫婦と同居している。半年前から、元気がなく、物忘れをすることがあった。最近、「妻が私の隣に座って話しかけてくることがある」、「自分は邪魔にされている」、「娘の子供が私のお金を盗む」などの発言をするようになったので、娘に付き添われて病院を受診した。レビー小体型認知症と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。(処方)ドネペジル塩酸塩口腔内崩壊錠3 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分抑肝散エキス顆粒 1 回2.5 g(1 日7.5 g)1 日3 回 朝昼夕食前 14 日分抑肝散エキス顆粒に含まれる生薬のうち、サイコと協力して、この患者にみられる症状を改善することが最も期待されるのはどれか。1つ選べ。

正答 (2)
正答は (2)。チョウトウコウ(釣藤鈎)は、サイコ(柴胡)とともに神経の高ぶりを鎮め、抑肝散の中心となる生薬です。 抑肝散は、ソウジュツ(またはビャクジュツ)、ブクリョウ、センキュウ、チョウトウコウ、トウキ、サイコ、カンゾウの7つの生薬からなり、名前のとおり「肝」の高ぶり(いらいら・興奮)を抑える処方です。チョウトウコウには鎮静・鎮痙の作用があるとされます。 【ほかの選択肢】 (1) カンゾウは諸薬の調和や鎮痙などの役割。偽アルドステロン症に注意が必要 誤り (3) センキュウは血の巡りをよくする役割 誤り (4) ビャクジュツ(ソウジュツ)は胃腸の働きを助け、水分の偏りを整える役割 誤り (5) トウキは血を補う役割 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問215(厚生労働省 公表)出典元ページ

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