85 歳男性、独居。慢性閉塞性肺疾患(COPD)のため処方1 による治療を受けていた。また、処方1 のアドヒアランスは維…
薬学実践問題(実務) 第258問
85 歳男性、独居。慢性閉塞性肺疾患(COPD)のため処方1 による治療を受けていた。また、処方1 のアドヒアランスは維持されていた。しかし、最近、他職種の報告や薬剤師自身の訪問時の確認から、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO₂)が90%を下回る機会が増え、湿性咳嗽などの症状が悪化していた。(処方1 )アンブロキソール塩酸塩徐放錠45 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分ツロブテロールテープ2 mg 1 回1 枚1 日1 回 1 枚貼付 7 日分(全7 枚)患者は、サポートがあれば吸入剤の使用が可能である。また、貼付剤の長期使用によると思われるかぶれが目立つ。この患者の処方変更を医師に提案するにあたり、適切な薬物はどれか。2つ選べ。
- (1)アテノロール
- (2)ロキソプロフェンナトリウム
- (3)ウメクリジニウム臭化物
- (4)インダカテロールマレイン酸塩
- (5)硝酸イソソルビド
正答 (3)(4)
正答は (3)と(4)。テープのかぶれと症状の悪化があり、吸入はできるので、LAMA のウメクリジニウムと LABA のインダカテロールの吸入を提案します。
COPD の安定期の治療の中心は長時間作用性の気管支拡張薬の吸入で、効果が足りなければ LAMA と LABA を併せて使います。サポートがあれば吸入できるので、かぶれの出ているツロブテロールテープ(β₂ 刺激薬)から吸入薬に切り替えます。
【ほかの選択肢】
(1) β 遮断薬で COPD の治療薬ではなく、気管支の収縮を起こすおそれがある 誤り
(2) 解熱鎮痛薬で、COPD の症状の改善にはつながらない 誤り
(5) 狭心症に使う硝酸薬で、COPD の治療薬ではない 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問258(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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