70 歳男性。体重50 kg。皮膚科を受診して帯状疱疹の診断を受け、処方1の記載された処方箋を薬局に持参してきた。お薬手…

薬学実践問題(薬剤) 第266問

70 歳男性。体重50 kg。皮膚科を受診して帯状疱疹の診断を受け、処方1の記載された処方箋を薬局に持参してきた。お薬手帳の内容を確認すると、以下の薬剤を継続的に服用しており、血清クレアチニン値6.0 mg/dL と記載されていた。また、血液透析は実施していないことを確認した。(処方1 )ファムシクロビル錠250 mg 1 回2 錠(1 日6 錠)1 日3 回 朝昼夕食後 7 日分(お薬手帳の記載薬剤)テルミサルタン錠40 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後セベラマー塩酸塩250 mg 1 回4 錠(1 日12 錠)1 日3 回 朝昼夕食直前薬剤師はファムシクロビル錠の添付文書等から薬物動態及び用法・用量に関する以下の情報を得た。【健康成人における薬物動態】ファムシクロビルは経口投与後、速やかに代謝され、血漿中には活性代謝物であるペンシクロビルのみが検出される。ペンシクロビルの尿中排泄率(推定値):75%ペンシクロビルの腎クリアランス:530 mL/min健康成人におけるペンシクロビルの主な消失経路と考えられるのはどれか。1つ選べ。

薬剤師 2021年(令和3年) 第266問の図
正答 (4)
正答は (4)。ペンシクロビルの腎クリアランス 530 mL/min は糸球体ろ過の速さ(約 120 mL/min)を大きく超えるので、尿細管分泌が主です。 ペンシクロビルは尿中排泄率が75%で、主に腎臓から排泄されます。糸球体ろ過だけで排泄されるなら、腎クリアランスは「血漿中の結合していない割合 × 糸球体ろ過速度」を超えません。 ろ過だけの場合の上限:約 120 mL/min(全く結合しないとしても) 実際の腎クリアランス:530 mL/min 上限を大きく超える分は、尿細管から能動的に分泌されていると考えます。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】 (1)(2)(5) 尿中排泄率が75%で、主な消失経路は腎臓。腸・肝臓・胆汁は主ではない 誤り (3) 腎クリアランスがろ過の速さを大きく超え、ろ過だけでは説明できない 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問266(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「薬学実践問題(薬剤)」のほかの問題

  1. 2023年(令和5年) 第277問55 歳男性。ゲーム開発企業に勤務しており、勤務時間中はディスプレイを見ることが多い。1
  2. 2024年(令和6年) 第273問53 歳男性。以前から、A病院内科で高血圧症、脂質異常症、糖尿病、胃潰瘍、腰痛症に対して
  3. 2025年(令和7年) 第269問68 歳女性。身長155 cm、体重50 kg。下腿浮腫及び尿の泡立ちを自覚するようにな
  4. 2025年(令和7年) 第284問82 歳男性。夜中に咳込みが激しくなり、病院を受診したところ、気管支ぜん息と診断され、処
  5. 2026年(令和8年) 第281問82 歳男性。身長 167 cm、体重 50 kg。2 型糖尿病の既往があり、シタグリプ
  6. 2022年(令和4年) 第277問55 歳男性。2 型糖尿病。内服薬による血糖のコントロールが不良のため、インスリン導入の

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク