60 歳女性。10 年前に2 型糖尿病の診断を受けた後、インスリン補充療法による薬物治療を行っている。薬剤師が面談したと…
薬学実践問題(実務) 第306問
60 歳女性。10 年前に2 型糖尿病の診断を受けた後、インスリン補充療法による薬物治療を行っている。薬剤師が面談したところ、患者は毎月の支払費用を負担に感じていたとのことであった。そこで、医師にインスリン グラルギンのバイオ後続品に切り替えることで医療費軽減になることを提案し、医師はバイオ後続品への切り替えを認めた。薬剤師は、このバイオ後続品の添付文書等を確認した上で、患者に説明することになった。なお、併用薬はない。このバイオ後続品に切り替えるにあたり薬剤師が説明する内容として正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)今まで使っていたお薬と比べて効果に変わりないことが確認されています。
- (2)今まで使っていたお薬と比べて低血糖などの副作用は同様ですので、切り替えた後も同様に注意して生活してください。
- (3)今まで使っていたお薬より安定性が悪いので、開封後も冷蔵庫で保管してください。
- (4)今まで使っていたお薬と主成分と添加剤は全く同じです。
- (5)今まで使っていたお薬と同じ製造販売業者のものです。
正答 (1)(2)
正答は (1)と(2)。バイオ後続品は、臨床試験で先行バイオ医薬品と効果・安全性が同等であると確かめられています。
バイオ後続品は、先行バイオ医薬品と品質・有効性・安全性が同等・同質であることを、品質の試験や臨床試験で示して承認されます。インスリン グラルギンのバイオ後続品も、効果が同じであることが確かめられており、低血糖などへの注意は切り替え後も同じです。
【ほかの選択肢】
(3) 使い始めたペンは室温で保管し、冷蔵庫には入れない。安定性が悪いとはいえない 誤り
(4) 有効成分は同等・同質だが、添加剤が全く同じとは限らない 誤り
(5) 製造販売業者は先行バイオ医薬品と異なる 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問306(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(実務)」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第301問55 歳女性。45 歳時に気管支ぜん息と診断されたことをきっかけに節煙した。しかし、仕事
- 2026年(令和8年) 第271問80 歳男性。2 日前、39.2 ℃ の発熱、悪寒、呼吸苦が認められたため、家族に連れら
- 2022年(令和4年) 第240問12 月に行われた少年スポーツクラブの大会で、金属製のやかんを使って、粉末のスポーツドリ
- 2023年(令和5年) 第212問1 歳男児。体重10 kg。中等度の急性副鼻腔炎と診断され、アモキシシリン水和物散が処方
- 2023年(令和5年) 第339問病院薬剤部において、薬物治療の質向上や効率化を図るため、プロトコルに基づく薬物治療管理(
- 2024年(令和6年) 第322問地域薬剤師会からある薬局に地域ケア会議への参加依頼があった。薬局に勤務する薬剤師の中で適
スポンサーリンク

