ボルテゾミブは、プロテアソームのβ 5 サブユニットのN 末端トレオニン残基と結合し複合体を形成することにより、プロテア…
薬学理論問題(化学) 第106問
ボルテゾミブは、プロテアソームのβ 5 サブユニットのN 末端トレオニン残基と結合し複合体を形成することにより、プロテアソームの働きを阻害する。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)アで示した複素環はピリミジン環である。
- (2)イで示した不斉中心の立体配置はS 配置である。
- (3)ウで示したホウ素はルイス酸として働く。
- (4)エで示したホウ素の形式電荷は+1 である。
- (5)エで示したホウ素はsp³ 混成である。
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。ボロン酸のホウ素は空の p 軌道をもつルイス酸で、トレオニンの酸素の電子対を受け取ると、4本の結合をもつ sp³ 混成の四面体形になります。
(3) ウのホウ素は sp² 混成の平面形で、空の p 軌道にトレオニン側鎖の OH の酸素が配位します。
(5) エのホウ素は4つの原子と結合した四面体形で、sp³ 混成です。
【ほかの選択肢】
(1) アは2つの窒素が1,4位にあるピラジン環。ピリミジン環は1,3位 誤り
(2) イの炭素(ホウ素が結合した炭素)は R 配置。ボルテゾミブは (1R) のボロン酸 誤り
(4) 価電子3個のホウ素が4本の結合をもつので、形式電荷は -1 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問106(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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