日本薬局方に収載されている次の確認試験に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。…
薬学理論問題(化学) 第105問
日本薬局方に収載されている次の確認試験に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。「本品1 mL にヨウ素試液2 mL 及びA試液2 mL を加えて振り混ぜるとき、淡黄色の沈殿を生じる。」
- (1)ヨウ素は求電子剤として働く。
- (2)イソプロパノールはこの確認試験で陽性となる。
- (3)化合物の構造に含まれるホルミル基の検出に用いられる。
- (4)Aは水酸化ナトリウムである。
- (5)淡黄色の沈殿はヨードホルムである。
正答 (3)
正答は (3)。この確認試験はヨードホルム反応で、CH₃CO- や CH₃CH(OH)- の部分構造を検出するもので、ホルミル基の検出の反応ではありません。これが誤りです。
アルカリ性でヨウ素を加えると、メチルケトンのメチル基の水素が次々にヨウ素に置き換わり、CI₃ 基が外れて、淡黄色のヨードホルム(CHI₃)が沈殿します。CH₃CH(OH)- をもつアルコールは、まず酸化されてメチルケトンになります。
【ほかの選択肢】
(1) 塩基で生じたエノラートがヨウ素を攻撃する。ヨウ素は求電子剤として働く 正しい
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(2) イソプロパノール(CH₃CH(OH)CH₃)は酸化されてアセトンになるので陽性 正しい
(4) A は水酸化ナトリウム(水酸化ナトリウム試液)で、反応をアルカリ性で行う 正しい
(5) 淡黄色の沈殿はヨードホルム 正しい
出典:第107回 薬剤師国家試験 問105(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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