β 酸化による脂肪酸の代謝反応におけるβ︲ヒドロキシアシルCoA からβ︲ケトアシルCoA への変換過程を以下に示す。そ…

薬学理論問題(化学) 第106問

β 酸化による脂肪酸の代謝反応におけるβ︲ヒドロキシアシルCoA からβ︲ケトアシルCoA への変換過程を以下に示す。その変換過程について想定される反応機構に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

薬剤師 2021年(令和3年) 第106問の図(1/2)薬剤師 2021年(令和3年) 第106問の図(2/2)
正答 (1)(2)
正答は (1)と(2)。158番の残基はイミダゾリル基をもつヒスチジンで、170番のグルタミン酸のカルボキシラートがその N-H と水素結合し、もう一方の窒素の塩基性を高めます。 ヒスチジンが β 位のヒドロキシ基から H⁺ を引き抜き、同時に β 位の炭素の H がヒドリド(H⁻)として補酵素 ア のニコチンアミド環へ移り、ケトンができます。補酵素 ア は図の構造から NAD⁺ です。 【ほかの選択肢】 (3) 補酵素 ア は、ニコチンアミド・リボース・二リン酸・アデノシンからなる NAD⁺。FAD はフラビン(イソアロキサジン環)をもつ 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) NAD⁺ はヒドリド(H⁻)を受け取って NADH になる。プロトンを受け取るのはヒスチジン 誤り (5) NAD⁺ の塩基部分はニコチンアミド(ピリジン環)とアデニン(プリン環)で、シトシン・チミン・ウラシルのようなピリミジン塩基はもたない(プリン環にはピリミジン環が縮合して含まれるが、出題はピリミジン塩基の有無を問うものと解される) 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問106(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「薬学理論問題(化学)」のほかの問題

  1. 2022年(令和4年) 第106問ボルテゾミブは、プロテアソームのβ 5 サブユニットのN 末端トレオニン残基と結合し複合
  2. 2023年(令和5年) 第104問多発性硬化症治療薬のフィンゴリモドは、体内でスフィンゴシンキナーゼによって立体選択的にリ
  3. 2024年(令和6年) 第102問エタノール中、ナトリウムエトキシドによる(S)︲2︲ブロモペンタンのE2 反応では、3
  4. 2024年(令和6年) 第110問解糖系では、下の図1 のように、D︲グルコースがD︲フルクトース1,6︲ビスリン酸へと変
  5. 2025年(令和7年) 第108問図は、アラニン誘導体Aの¹H NMR スペクトル〔400 MHz、CDCl₃、基準物質は
  6. 2026年(令和8年) 第106問アスパラギン酸プロテアーゼであるレニンは、基質タンパク質AをペプチドBに加水分解する。レ

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク