68 歳女性。54 歳の頃、精神科でうつ病と診断され2 年間ほどセルトラリン塩酸塩錠を服用し、回復した。10 年前(58…

薬学実践問題(病態) 第286問

68 歳女性。54 歳の頃、精神科でうつ病と診断され2 年間ほどセルトラリン塩酸塩錠を服用し、回復した。10 年前(58 歳時)に内科でパーキンソン病と診断され、レボドパ250 mg・カルビドパ配合錠(1 日5 錠、朝2 錠、昼1 錠、夕2錠)で治療を開始した。3 年前(65 歳時)から薬の作用時間が短縮し、服用後時間が経つと安静時振戦や運動緩慢など症状の悪化が見られた。舌突出・異常運動、じっとしていられないなどの症状は出現していなかった。服用回数を5 回に分割したところ症状は落ち着いた。服用回数を分割する前に、患者に出現していた症状はどれか。1つ選べ。

正答 (5)
正答は (5)。服用から時間がたつと効果が切れて症状が悪くなり、服用回数を増やすと落ち着いたので wearing-off 現象です。 レボドパを長く使っていると、脳でドパミンを貯えておく力が落ち、薬の効く時間が短くなります。次の服用の前に振戦や動作の遅さが戻るのが wearing-off 現象で、1回量を分けて回数を増やすのが対処の一つです。 【ほかの選択肢】 (1) アカシジア(じっとしていられない)は出ていない 誤り (2) 急性ジストニアは主に抗精神病薬などで起こる筋の異常な緊張 誤り
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(3) 遅発性ジスキネジア(舌の突出などの異常運動)は出ていない 誤り (4) on-off 現象は服用の時刻と関係なく、急に症状がよくなったり悪くなったりするもの 誤り

出典:第107回 薬剤師国家試験 問286(厚生労働省 公表)出典元ページ

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