薬剤師が病院薬剤部内の勉強会で、ナトリウム︲グルコース共輸送体2(SGLT2 )阻害薬A の心保護作用について発表するこ…
薬学実践問題(病態) 第304問
薬剤師が病院薬剤部内の勉強会で、ナトリウム︲グルコース共輸送体2(SGLT2 )阻害薬A の心保護作用について発表することになり、以下の文献を入手した。動脈硬化性心疾患を有する、または、動脈硬化性心疾患リスクが高い2 型糖尿病患者を対象に、「A 投与群」、「A 非投与群」の2 群に無作為に割り付けし、心血管死または心不全による入院を主要評価項目として検討したところ、以下の結果を得た。(注)1 人を1 年間観察した場合、1 人年に相当する。New England Journal of Medicine, 380, 347︲357, 2019 より一部抜粋・修正この解析に用いられた統計手法として、適切なのはどれか。1つ選べ。
- (1)t 検定
- (2)Mann︲Whitney のU 検定
- (3)Kruskal︲Wallis 検定
- (4)Cox 回帰分析
- (5)重回帰分析
正答 (4)
正答は (4)。発生までの時間を考えたイベントの比較でハザード比を求めるのは、Cox 回帰分析(比例ハザードモデル)です。
表のハザード比 0.83(95%信頼区間 0.73〜0.95)は、追跡の時間の中でイベントが起こる危険を2群で比べた値です。打ち切りのある生存時間のデータを扱い、ハザード比を推定する手法が Cox 回帰分析です。
【ほかの選択肢】
(1) t 検定は正規分布する2群の平均値を比べる方法 誤り
(2) Mann-Whitney の U 検定は2群の順位を比べるノンパラメトリックの方法 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) Kruskal-Wallis 検定は3群以上の順位を比べるノンパラメトリックの方法 誤り
(5) 重回帰分析は連続した結果を複数の因子で説明する方法で、ハザード比は求めない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問304(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(病態)」のほかの問題
- 2021年(令和3年) 第292問13 歳女児。身長127 cm、体重23 kg。多飲、多尿、口喝と1 ヶ月に3 kgの体
- 2023年(令和5年) 第289問32 歳女性。身長166 cm、体重54.0 kg、体表面積1.6 m²。急性前骨髄球性
- 2023年(令和5年) 第304問78 歳女性。大腸がんに対して、5 年前から化学療法が実施されていたが、副作用、本人の体
- 2024年(令和6年) 第300問38 歳男性。身長175 cm、体重65 kg。腎機能及び肝機能は正常。仕事で海外出張が
- 2025年(令和7年) 第296問25 歳女性。既婚。子供を欲しいと思っている。2 ケ月ほど前から屋外での作業の後、微熱、
- 2026年(令和8年) 第292問57 歳男性。身長 160 cm、体重 65 kg。総合病院にて IgA 腎症による慢性
スポンサーリンク


