60 歳男性。息切れ、倦怠感が継続するため検査したところ、フィラデルフィア染色体陰性の急性リンパ性白血病と診断され、以下…
薬学実践問題(実務) 第306問
60 歳男性。息切れ、倦怠感が継続するため検査したところ、フィラデルフィア染色体陰性の急性リンパ性白血病と診断され、以下の化学療法を施行した。担当薬剤師が患者から「手や足がピリピリとしびれ、物がつかみづらい」との訴えを受け、副作用が疑われた。この化学療法で用いられた医薬品のうち、この患者が訴えた症状を引き起こす可能性のあるのはどれか。1つ選べ。
- (1)シクロホスファミド
- (2)ダウノルビシン
- (3)ビンクリスチン
- (4)L︲アスパラギナーゼ
- (5)プレドニゾロン
正答 (3)
正答は (3)。手足のしびれや物をつかみにくい症状は末梢神経障害で、微小管を阻害するビンクリスチンの代表的な副作用です。
ビンクリスチンは微小管の重合を妨げ、神経の軸索の輸送にも影響するため、手足のしびれ・筋力の低下・便秘(自律神経障害)などが起こります。量が増えるほど起こりやすくなります。
【ほかの選択肢】
(1) シクロホスファミドに特徴的なのは出血性膀胱炎や骨髄抑制 誤り
(2) ダウノルビシンに特徴的なのは心毒性や骨髄抑制 誤り
(4) L-アスパラギナーゼに特徴的なのは過敏症・膵炎・凝固異常など 誤り
(5) プレドニゾロンに特徴的なのは高血糖・感染症・消化性潰瘍など 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問306(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(実務)」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第301問55 歳女性。45 歳時に気管支ぜん息と診断されたことをきっかけに節煙した。しかし、仕事
- 2026年(令和8年) 第271問80 歳男性。2 日前、39.2 ℃ の発熱、悪寒、呼吸苦が認められたため、家族に連れら
- 2021年(令和3年) 第240問35 歳男性。身長170 cm、体重81 kg。最近、体重が増加して運動不足を痛感してい
- 2023年(令和5年) 第212問1 歳男児。体重10 kg。中等度の急性副鼻腔炎と診断され、アモキシシリン水和物散が処方
- 2023年(令和5年) 第339問病院薬剤部において、薬物治療の質向上や効率化を図るため、プロトコルに基づく薬物治療管理(
- 2024年(令和6年) 第322問地域薬剤師会からある薬局に地域ケア会議への参加依頼があった。薬局に勤務する薬剤師の中で適
スポンサーリンク


