20 歳男性。8 月上旬に友人と海水浴に行くことになり、日焼け止めについて相談するため、薬局を訪れた。男性は前年の同時期…
薬学実践問題(実務) 第241問
20 歳男性。8 月上旬に友人と海水浴に行くことになり、日焼け止めについて相談するため、薬局を訪れた。男性は前年の同時期に海水浴へ行き、日中、炎天下の浜辺で過ごした。その日の夕方から、昼に露出していた肌が赤くなり、その部分にほてりやヒリヒリとした痛みを感じ、その後、水ぶくれができた。男性は、最近数年間、内服薬や外用薬などの使用はなく、これまで日焼け止めを使用したことはなかった。この男性に対する日焼け止めの説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)昨年と同様の皮膚症状が出たら直ちに日焼け止めを塗ってください。
- (2)SPF(Sun Protection Factor)の数字が大きい方が、昨年と同様の皮膚症状を防ぐ効果が期待されます。
- (3)皮膚に吸収されて効果を示すため、汗をかいても塗りなおす必要はありません。
- (4)少量で効果が期待できるので、できるだけ少量を可能な限り薄く塗ってください。
- (5)太陽光線の一部を吸収する成分が、皮膚炎を引き起こす原因となることがあるので注意してください。
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5)。SPF は UVB を防ぐ効果の目安で、紫外線吸収剤による接触皮膚炎にも注意が必要です。
SPF(Sun Protection Factor)は、紅斑(サンバーン)の主な原因の UVB を防ぐ効果の指標で、数値が大きいほど効果が高くなります。日焼け止めには紫外線を吸収する成分(紫外線吸収剤)と散乱させる成分があり、吸収剤はかぶれや光接触皮膚炎の原因となることがあります。
【ほかの選択肢】
(1) 日焼け止めは予防のためのもの。赤く炎症が出た肌はまず冷やし、日焼け止めを塗って治すものではない 誤り
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(3) 皮膚の表面にとどまって紫外線を防ぐ。汗や水で落ちるので、こまめに塗り直す 誤り
(4) 薄く塗ると表示どおりの効果が得られない。十分な量をむらなく塗る 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問241(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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