65 歳女性。体重50 kg。術後肺炎と診断され、喀痰から緑膿菌が検出された。医師の指示により、シプロフロキサシン注射液…
薬学実践問題(実務) 第225問
65 歳女性。体重50 kg。術後肺炎と診断され、喀痰から緑膿菌が検出された。医師の指示により、シプロフロキサシン注射液が静脈内投与された。薬剤感受性試験結果から考えられる、この患者に最も適切な抗菌薬療法はどれか。1つ選べ。なお、薬剤はすべて注射剤である。
- (1)シプロフロキサシンを基本とした併用療法への変更
- (2)アルベカシン硫酸塩の単独療法への変更
- (3)ピペラシリンナトリウムの単独療法への変更
- (4)シプロフロキサシンの単独療法の継続
- (5)コリスチンメタンスルホン酸ナトリウムを基本とした併用療法への変更
正答 (5)
正答は (5)。患者の株は IPM・CPFX・AMK のすべてに耐性の多剤耐性緑膿菌なので、コリスチンを基本とした併用療法に変更します。
コリスチンは、他の抗菌薬に耐性を示した緑膿菌などに使うポリペプチド系の抗菌薬で、腎障害・神経障害に注意が必要です。多剤耐性緑膿菌の治療では、他の抗菌薬と組み合わせて使うのが一般的です。
【ほかの選択肢】
(1) シプロフロキサシンに耐性なので、これを基本にするのは適切ではない 誤り
(2) アルベカシンはアミノグリコシド系で、主に MRSA に使う。アミカシンに耐性の株に単独で使うのは適切ではない 誤り
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(3) ピペラシリンは β-ラクタム系で、イミペネムに耐性の多剤耐性緑膿菌に単独で効くとは考えにくい 誤り
(4) シプロフロキサシンに耐性なので、継続は適切ではない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問225(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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