26 歳女性。身長155 cm、体重42 kg。アレルギー性鼻炎に対して処方1 の薬剤を服用している。今回、下血があり外…

薬学実践問題(実務) 第280問

26 歳女性。身長155 cm、体重42 kg。アレルギー性鼻炎に対して処方1 の薬剤を服用している。今回、下血があり外来受診したところ、潰瘍性大腸炎(直腸炎型)の診断を受けた。なお、重症度分類では軽症であった。医師は、患者からこれまで薬を飲み忘れることが多かったとの訴えがあったため、メサラジンの処方にあたり、本患者に適切な製剤について、医薬品情報管理室に問い合わせた。薬剤師は、アドヒアランスを考慮して処方2 を提案した。(処方1 )ロラタジン錠10 mg 1 回1 錠(1 日1 錠) 1 日1 回夕食後 14 日分(処方2 )リアルダ錠1200 mg(注) 1 回2 錠(1 日2 錠) 1 日1 回夕食後 14 日分(注) 1 錠中にメサラジン1200 mg を含有する。また、以下の添加剤を含有する。〔添加剤〕 カルメロースナトリウム、カルナウバロウ、ステアリン酸、含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、クエン酸トリエチル、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール6000処方2 を提案するにあたり、医師に説明する内容のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。

正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。メサラジンでは再生不良性貧血などの血液障害が起こりうるうえ、潰瘍性大腸炎では大腸がんの定期的な検査が必要です。 リアルダ錠は1日1回の服用で済むメサラジンの製剤で、飲み忘れの多い患者のアドヒアランスの改善が期待できます。メサラジンの重大な副作用には、再生不良性貧血・汎血球減少などの血液障害があり、定期的な血液検査が必要です。また、潰瘍性大腸炎は長く続くと大腸がんが起こりやすくなるため、定期的に内視鏡検査を行います。 【ほかの選択肢】 (1) 直腸炎型では、メサラジンの経口剤と注腸剤・坐剤を併用することもある 誤り (2) メサラジンは TDM を行う薬ではない 誤り (4) 腸で溶ける被膜と放出を制御する構造を持つため、粉砕してはならない 誤り

出典:第108回 薬剤師国家試験 問280(厚生労働省 公表)出典元ページ

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