65 歳女性。高血圧症、骨粗しょう症、慢性便秘症及び脂質異常症の治療でかかりつけ薬局を利用し、処方1 及び処方2 の薬剤…
薬学実践問題(生物) 第223問
65 歳女性。高血圧症、骨粗しょう症、慢性便秘症及び脂質異常症の治療でかかりつけ薬局を利用し、処方1 及び処方2 の薬剤を2 年間服用している。さらに、脂質異常症については食事療法の効果が不十分で、処方3 を2 ケ月前に開始した。(処方1 )アムロジピン錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)エルデカルシトールカプセル0.75 μg 1 回1 カプセル(1 日1 カプセル)1 日1 回 朝食後 14 日分(処方2 )酸化マグネシウム錠330 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)オメガ︲3 脂肪酸エチル粒状カプセル2 g 1 回1 包(1 日2 包)1 日2 回 朝夕食後 14 日分(処方3 )フェノフィブラート錠53.3 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分処方3 開始直前の空腹時検査値:LDL︲C 126 mg/dL、HDL︲C 58 mg/dL、TG(トリグリセリド)198 mg/dL昨夜から全身の筋肉痛が生じているため、一般用医薬品の痛み止めを求めて来局した。昨日は、日課としている約2 km の散歩しかしておらず、普段はその程度の運動で筋肉痛は起こらないと言う。また、胃が弱いので内服ではなく、テレビコマーシャルで見たロキソプロフェン含有テープ剤の購入を希望している。この患者の筋肉の状態を知るために血液検査をする場合、注目すべき生体成分はどれか。2つ選べ。
- (1)クレアチンキナーゼ
- (2)ビリルビン
- (3)乳酸デヒドロゲナーゼ
- (4)ヘモグロビン
- (5)尿酸
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。筋肉が壊れると細胞の中の酵素が血中に出るので、クレアチンキナーゼと乳酸デヒドロゲナーゼに注目します。
クレアチンキナーゼ(CK)は骨格筋に多く含まれ、横紋筋融解症では大きく上がります。乳酸デヒドロゲナーゼ(LD)も筋肉に多く、筋肉の障害で上がります(AST やミオグロビンも上がります)。
【ほかの選択肢】
(2) ビリルビンは肝臓や胆道の障害、溶血で上がる 誤り
(4) ヘモグロビンは貧血などを見る項目で、筋肉の状態の指標ではない 誤り
(5) 尿酸は痛風・腎機能などを見る項目で、筋肉の状態を知るために注目する成分ではない 誤り
出典:第109回 薬剤師国家試験 問223(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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