夫婦と小学生2 人の4 人家族。冬休みに、スキー場近くのキャンプ場で大型テントを張り、その中で炭火を使って鉄板でバーベキ…

薬学実践問題(実務) 第244問

夫婦と小学生2 人の4 人家族。冬休みに、スキー場近くのキャンプ場で大型テントを張り、その中で炭火を使って鉄板でバーベキューをしていた。また、テントの入り口付近では、暖房器具の電源として携帯型のガソリンエンジン発電機を使用していた。しばらくして、通りがかった隣のテントの男性が、昏睡状態で倒れているこの家族を発見した。搬送受入先の救急指定病院では、一酸化炭素ガス中毒を疑った救急救命チームの医師の指示で、血液検査と血液ガス分析が行われた。一酸化炭素ガス中毒の診断に最も有効な検査項目はどれか。1つ選べ。

正答 (5)
正答は (5)。一酸化炭素はヘモグロビンと結合してカルボキシヘモグロビン(CO-Hb)を作るため、その濃度の測定が診断の決め手です。 閉め切ったテント内での炭火や、エンジン発電機の排気によって一酸化炭素が発生し、家族全員が意識を失ったことから一酸化炭素中毒が疑われます。動脈血のCO-Hb の割合は血液ガス分析装置(CO-オキシメーター)で測ることができ、診断に最も役立ちます。なお、通常のパルスオキシメーターはCO-Hb を酸素化ヘモグロビンと区別できず、SpO₂ が見かけ上正常に出ることがあります。
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【ほかの選択肢】 (1)(2) pH や重炭酸イオンは、組織の低酸素による代謝性アシドーシスを示すことはあるが、一酸化炭素中毒に特有ではない 誤り (3) 動脈血二酸化炭素分圧は換気の状態を示し、一酸化炭素中毒の診断には使えない 誤り (4) 血清クレアチニン値は腎機能の指標で、診断には使えない 誤り

出典:第109回 薬剤師国家試験 問244(厚生労働省 公表)出典元ページ

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