65 歳男性。肝腫瘍の精査目的で来院し、CT 検査にてS2 区域に35 mm の乏血性腫瘍が確認された。入院し、超音波ガ…

薬学実践問題(実務) 第247問

65 歳男性。肝腫瘍の精査目的で来院し、CT 検査にてS2 区域に35 mm の乏血性腫瘍が確認された。入院し、超音波ガイド下で経皮的に生検針を刺し、肝臓の一部を採取する肝生検を実施することになった。入院予定2 週間前の外来受診の際に、以下の薬剤を継続して服用していることを薬剤師が聴取した。(処方)クロピドグレル錠75 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)アムロジピン口腔内崩壊錠2.5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ランソプラゾール口腔内崩壊錠30 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)フェノフィブラート錠80 mg 1 回2 錠(1 日2 錠)グリメピリド錠1 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 28 日分この患者で肝生検を行うにあたり休薬する薬剤として、適切なのはどれか。2つ選べ。

正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。出血の危険を高める抗血小板薬クロピドグレルと、検査時の絶食で低血糖を起こしうるグリメピリドを休薬します。 経皮的な肝生検は針を刺して組織を採るため、出血が最も重要な合併症です。クロピドグレルは血小板の P2Y₁₂ 受容体を不可逆的に遮断し、効果が血小板の寿命の間続くので、主治医と相談して前もって休薬を検討します。また、検査の前後は絶食になることが多く、スルホニル尿素薬のグリメピリドを飲み続けると低血糖を起こすおそれがあるため、絶食の間は休薬します。 【ほかの選択肢】 (2) アムロジピンは血圧を保つため、検査の日も続けるのがふつう 誤り (3) ランソプラゾールは出血の危険を高めず、休薬は要らない 誤り (4) フェノフィブラートは出血や低血糖の危険を高める薬ではない 誤り

出典:第109回 薬剤師国家試験 問247(厚生労働省 公表)出典元ページ

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