11 歳女児。小麦の食物アレルギーがあり、学校給食では除去食で対応し、学校にはアナフィラキシーショックに備え治療薬のエピ…
薬学実践問題(病態) 第298問
11 歳女児。小麦の食物アレルギーがあり、学校給食では除去食で対応し、学校にはアナフィラキシーショックに備え治療薬のエピペン注射液(注)を常備している。最近、夕食後にじん麻疹が身体の広範囲で現れるようになったため、かかりつけの医療機関を受診した。(注)エピペン注射液:アドレナリン注射液本患者の食物アレルギーに関して正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)原因食物を摂取してから数日後に症状が現れることが多い。
- (2)じん麻疹以外にも、消化器症状や呼吸器症状などを発症しやすい。
- (3)皮膚プリックテストのみで確定診断できる。
- (4)皮膚症状にはアドレナリンβ₂ 受容体刺激薬が用いられる。
- (5)成長に伴い本症状は軽快する可能性が高い。
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5)。即時型の食物アレルギーでは皮膚以外に消化器・呼吸器の症状も出やすく、小児の小麦アレルギーは成長とともに軽快することが多いです。
小麦アレルギーは IgE が関わる即時型のアレルギーで、皮膚症状(じん麻疹など)が最も多いものの、腹痛・嘔吐などの消化器症状や、咳・喘鳴などの呼吸器症状も起こり、重いとアナフィラキシーになります。小児期に発症した鶏卵・牛乳・小麦のアレルギーは、成長とともに食べられるようになる(耐性を獲得する)ことが多いとされます。
【ほかの選択肢】
(1) 即時型では、多くが原因食物を食べてから2時間以内に症状が出る 誤り
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(3) 皮膚プリックテストや血液検査は補助で、確定診断には食物経口負荷試験などを用いる 誤り
(4) 皮膚症状には抗ヒスタミン薬を使う。β₂ 刺激薬は喘鳴などの呼吸器症状に使う 誤り
出典:第109回 薬剤師国家試験 問298(厚生労働省 公表)出典元ページ
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