新聞報道で、致死率の高い感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を知った中学生(14 歳)と父親がドラッグストア…
薬学実践問題(実務) 第231問
新聞報道で、致死率の高い感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を知った中学生(14 歳)と父親がドラッグストアに来局した。この親子は、夏休みに登山をすることになったので、SFTS とその感染を防ぐための方法を教えて欲しいとの相談があった。薬剤師はこの親子に、皮膚の露出を少なくするために長袖・長ズボンなどの衣服を着用することに加えて、虫よけ剤の使用を勧めた。虫よけ剤の活性成分として適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)イミダクロプリド
- (2)ディート
- (3)イカリジン
- (4)ジクロルボス
- (5)ジフェンヒドラミン
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。皮膚に使う虫よけ剤(忌避剤)の有効成分として適切なのは、ディートとイカリジンです。
ディートとイカリジンは、蚊などが寄ってくるのを防ぐ忌避剤で、マダニへの効能をもつ製品もあります。ディートは濃度によって小児への使用の回数などに制限がありますが、イカリジンは年齢による使用の制限がありません。
【ほかの選択肢】
(1) イミダクロプリドはネオニコチノイド系の殺虫剤で、皮膚に塗る虫よけ剤ではない 誤り
(4) ジクロルボスは有機リン系の殺虫剤(コリンエステラーゼ阻害)で、虫よけ剤ではない 誤り
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(5) ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン薬で、虫さされのかゆみ止めには使うが虫よけの成分ではない 誤り
【ポイント】
虫よけ剤を使っても、マダニの多い草むらに入るときは、長袖・長ズボンなどで肌を出さないことが基本です。
出典:第110回 薬剤師国家試験 問231(厚生労働省 公表)出典元ページ
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