座標系に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5 までのうち、どれか。…
午前の部(測量・作図) 午前の部 第1問
座標系に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5 までのうち、どれか。ア 平面直角座標系(平成14 年国土交通省告示第9 号)は、日本全国を19 の座標系に区分している。イ 平面直角座標系は、ガウス・クリューゲルの等角投影法で表される。ウ 日本ではITRF94 座標系を採用していたが、平成23 年の東北地方太平洋沖地震に伴う測量成果改定により、全国的にITRF2008 座標系に基づくものとなった。エ 国際地球基準座標系(ITRF座標系)とは、GNSSやVLBIなどの宇宙測地技術の観測データに基づいた平面直角座標系をいう。オ 地心直交座標系(平成14 年国土交通省告示第185 号)とは、回転楕円体の中心を原点とした3 次元直交座標系をいう。
- (1)アイ
- (2)アオ
- (3)イエ
- (4)ウエ
- (5)ウオ
正答 (4)
正答は (4)。誤っているのはウとエです。
【ア】正しい
平面直角座標系(平成14年国土交通省告示第9号)は、日本全国を第Ⅰ系から第XIX系までの19の座標系に区分し、それぞれに原点を定めています。
【イ】正しい
平面直角座標系は、ガウス・クリューゲルの等角投影法(横メルカトル図法の一種)によって、楕円体面上の位置を平面に投影したものです。等角投影なので、狭い範囲では角度が正しく表されます。
【ウ】誤り
平成23年の東北地方太平洋沖地震で地殻が大きく動いたため、測量成果の改定(測地成果2011)が行われ、改定した地域ではITRF2008座標系に基づく成果となりました。しかし改定したのは地震の影響を受けた東日本を中心とする地域で、それ以外の地域では従来の成果(ITRF94座標系に基づく値)がそのまま使われています。「全国的に」ITRF2008座標系に基づくものになったとする記述は誤りです。
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【エ】誤り
国際地球基準座標系(ITRF)は、GNSS・VLBI・SLRなどの宇宙測地技術の観測データから決められた、地球の重心を原点とする三次元の座標系です。平面直角座標系ではありません。
【オ】正しい
地心直交座標系(平成14年国土交通省告示第185号)は、回転楕円体(GRS80楕円体)の中心を原点とし、X軸・Y軸・Z軸の3つの軸で位置を表す三次元直交座標系です。
誤っているのはウとエですから、正答は (4) です。
出典:2023年(令和5年度) 土地家屋調査士試験 午前の部 第1問(法務省 公表)出典元ページ
最終更新日
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