不動産の有効活用の手法に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。…
学科 基礎編 (41)
不動産の有効活用の手法に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。(a) 事業用定期借地権方式は、事業者である借主が土地を契約で一定期間賃借し、借主が建物を建設する手法であり、賃貸借期間満了後、土地は地主に返還されるが、地主が残存建物を買い取らなければならないというデメリットがある。(b) 建設協力金方式は、入居予定の事業者から、地主が建設資金を借り受けて、事業者の要望に沿った店舗等を建設し、その建物を事業者に賃貸する手法であり、建設資金は賃料の一部で返済していくため、事業者が撤退するリスクや契約内容を事前に精査しておくことが肝要である。(c) 等価交換方式は、地主が所有する土地の全部または一部を提供し、事業者が建設資金を負担して当該土地にマンション等を建設し、完成した区分所有建物とその敷地の所有権等を地主と事業者がそれぞれの出資割合に応じて保有する手法であり、地主は自己資金を使わず、収益物件を取得できるというメリットがある。
- (1)1つ
- (2)2つ
- (3)3つ
- (4)0(なし)
正答 (2)
正答は (2)。適切なものは2つです。
(a) 不適切。事業用定期借地権方式では、借主(事業者)が土地を一定期間借りて建物を建てますが、期間が満了すると、借主は建物を取り壊して更地で地主に返還するのが原則です。地主に残存建物の買取りの義務はありません。(b) 適切。建設協力金方式は、入居予定の事業者から建設協力金として資金を借り受けて地主が建物を建て、その事業者に賃貸する手法です。協力金は賃料と相殺する形で返済していくので、事業者が途中で撤退した場合の扱いなど、契約内容を事前に精査しておく必要があります。(c) 適切。等価交換方式は、地主が土地を提供し、事業者が建設資金を負担して建物を建て、完成した建物と敷地を出資の割合に応じて地主と事業者が取得する手法です。地主は自己資金を使わずに区分所有建物を取得できます。
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適切なものは (b)・(c) の2つなので、正答は (2) です。
【有効活用の手法の比較】
自己建設方式 地主が自ら資金を調達して建設・管理。収益が大きいが負担・リスクも大きい
事業受託方式 企画から管理までをデベロッパーに任せる。資金は地主が負担
定期借地権方式 土地を貸すだけで、建設資金は不要。期間満了で土地が戻る
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年5月 (41)出典元ページ
最終更新日
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