Aさんは、父親から建物の敷地となっている下記のX土地、Y土地、Z土地(借地権)を相続により取得した。X土地、Y土地、Z土…
学科 基礎編 (48)
Aさんは、父親から建物の敷地となっている下記のX土地、Y土地、Z土地(借地権)を相続により取得した。X土地、Y土地、Z土地(借地権)の相続税評価額の合計額として、次のうち最も適切なものはどれか。
- (1)2,640万円
- (2)3,300万円
- (3)4,140万円
- (4)5,820万円
正答 (3)
正答は (3)。4,140万円が最も適切です。
表の条件から、土地ごとの貸借の形を読み取って評価します。
【X土地】
Aさんは父親から固定資産税程度の地代で借りています。固定資産税程度の負担は使用貸借とされ、使用貸借による土地の借受けは借地権として評価されません。父親から相続したX土地は自用地として評価します。
2,500万円
【Y土地】
貸家だけがAさんに贈与され、Y土地は父親からAさんへの使用貸借です。ただし、贈与の前から父親との賃貸借で入居している賃借人Bさんが現在まで住み続けているので、Bさんの敷地利用権は保護され、Y土地は貸家建付地として評価します。
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2,000万円×(1-60%×30%×100%)=2,000万円×0.82=1,640万円
【Z土地(借地権)】
父親はC社から権利金を払わずに借り、「土地の無償返還に関する届出書」が提出されています。この場合の借地権の価額は0です(貸家が建っていても同じ)。
0円
【合計】
2,500万円+1,640万円+0円=4,140万円
【ほかの選択肢】
(1) 2,640万円 誤り。X土地を借地権割合60%を差し引いた貸宅地(2,500万円×40%=1,000万円)として評価した額です。使用貸借なので借地権は差し引きません。
(2) 3,300万円 誤り。Y土地を貸宅地(2,000万円×40%=800万円)として評価した額です。Y土地とAさんの貸家の間は使用貸借で、借地権はありません。
(4) 5,820万円 誤り。Z土地の借地権を貸家建付借地権(4,000万円×60%×(1-30%)=1,680万円)として評価した額です。無償返還届出のある借地権は0です。
【使用貸借と評価】
使用貸借で借りた土地 借地権は0(貸した側は自用地として評価)
無償返還届出のある借地権 0
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2023年1月 (48)出典元ページ
最終更新日
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