ポートフォリオ理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (22)
ポートフォリオ理論に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)ポートフォリオのリスクには、アンシステマティックリスク(非市場リスク)とシステマティックリスク(市場リスク)があり、最適ポートフォリオにおいては、システマティックリスク(市場リスク)がゼロとなる。
- (2)資産Aと資産Bの共分散は、資産Aと資産Bの相関係数を、資産Aの標準偏差および資産Bの標準偏差で除して算出することができる。
- (3)効率的フロンティア上のポートフォリオは、同じリスクのポートフォリオのなかで最も期待収益率が高くなる。
- (4)収益率の散らばりが正規分布していると仮定すると、期待収益率が年率10%、標準偏差が年率20%の場合、約99.7%の確率で将来の収益率が年率-30%から50%の範囲に収まるとされる。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
効率的フロンティアは、組み入れる資産の比率を変えてできるポートフォリオのうち、同じリスク(標準偏差)の中で期待収益率が最も高いもの(同じ期待収益率の中ではリスクが最も低いもの)を結んだ曲線です。この上のポートフォリオは、同じリスクのポートフォリオの中で最も期待収益率が高くなります。
【ほかの選択肢】
(1) 分散投資によって小さくできるのは、個別銘柄に固有のアンシステマティックリスク(非市場リスク)です。市場全体の動きによるシステマティックリスク(市場リスク)は、分散投資をしても消せません。 誤り
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(2) 共分散は、相関係数に資産Aの標準偏差と資産Bの標準偏差を掛けて求めます。割るのではありません(相関係数=共分散÷(Aの標準偏差×Bの標準偏差))。 誤り
(4) 正規分布では、期待収益率±2標準偏差の範囲に約95.4%、±3標準偏差の範囲に約99.7%の確率で収まります。期待収益率10%・標準偏差20%なら、-30%〜50%に収まる確率は約95.4%で、約99.7%の範囲は-50%〜70%です。 誤り
±2標準偏差 10%±40%=-30%〜50%(約95.4%)
±3標準偏差 10%±60%=-50%〜70%(約99.7%)
【正規分布の目安】
±1標準偏差 約68.3%
±2標準偏差 約95.4%
±3標準偏差 約99.7%
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2023年5月 (22)出典元ページ
最終更新日
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