遺産の分割に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
相続・事業承継 (55)
遺産の分割に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)被相続人は、遺言で、相続開始の時から5年を超えない期間を定めて、遺産の分割を禁ずることができる。
- (2)共同相続人は、一定の場合を除き、遺産の全部ではなく一部の分割内容のみを定めた遺産分割協議書を作成することができる。
- (3)遺産の分割について、共同相続人間で協議が調わないとき、または協議をすることができないときは、原則として、各共同相続人はその分割を家庭裁判所に請求することができる。
- (4)遺産分割協議書は、公正証書によって作成しなければならない。
正答 (4)
正答は (4)。これが不適切です。
遺産分割協議書の形式に法律の定めは無く、公正証書で作る必要はありません。一般には、相続人全員が署名し、実印で押印して印鑑証明書を付けます。不動産の相続登記や預金の解約、相続税の申告などで使います。
【ほかの選択肢】
(1) 被相続人は、遺言で、相続開始の時から5年を超えない期間、遺産の分割を禁じることができます(民法第908条第1項)。 適切
(2) 遺産の一部だけを分割する協議もできます(同法第907条第1項)。 適切
(3) 協議がまとまらないとき、または協議ができないときは、各共同相続人は家庭裁判所に分割を請求できます(同法第907条第2項)。通常はまず調停を申し立てます。 適切
【遺産分割の方式】
指定分割 遺言による
協議分割 相続人全員の合意による(1人でも欠けると無効)
調停・審判による分割 家庭裁判所による
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科試験 2024年9月 (55)出典元ページ
最終更新日
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