次の文章の空欄[ア]・[イ]に当てはまる語句の組合せとして、妥当なものはどれか。…
憲法 問題6
次の文章の空欄[ア]・[イ]に当てはまる語句の組合せとして、妥当なものはどれか。憲法で、国会が国の「唯一の」立法機関であるとされるのは、憲法自身が定める例外を除き、[ア]、かつ、[イ]を意味すると解されている。
- (1)ア: 内閣の法案提出権を否定し(国会中心立法の原則) イ: 議員立法の活性化を求めること(国会単独立法の原則)
- (2)ア: 国権の最高機関は国会であり(国会中心立法の原則) イ: 内閣の独立命令は禁止されること(国会単独立法の原則)
- (3)ア: 法律は国会の議決のみで成立し(国会単独立法の原則) イ: 天皇による公布を要しないこと(国会中心立法の原則)
- (4)ア: 国会が立法権を独占し(国会中心立法の原則) イ: 法律は国会の議決のみで成立すること(国会単独立法の原則)
- (5)ア: 国権の最高機関は国会であり(国会中心立法の原則) イ: 立法権の委任は禁止されること(国会単独立法の原則)
正答 (4)
正答は (4)。これが妥当です。
憲法41条の「唯一の立法機関」は、二つの原則を含むと説明されます。
ア 国会中心立法の原則:国会が立法権を独占し、憲法が定める例外(議院規則〔58条2項〕・最高裁判所規則〔77条1項〕など)を除いて、国会以外の機関が法規を定めることは許されない
イ 国会単独立法の原則:法律は国会の議決のみで成立し、他の機関の関与を要しない(例外は、一の地方公共団体のみに適用される特別法の住民投票〔95条〕)
(4) の組合せがこれに当たります。
【ほかの選択肢】
(1) 内閣の法案提出権は、国会単独立法の原則に反しないとされ、内閣法5条に定めがあります。議員立法の活性化も原則の内容ではありません 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 「国権の最高機関」は41条前段の別の文言です。独立命令の禁止は、国会中心立法の原則から導かれる内容です 誤り
(3) 二つの原則の名前が入れ替わっています。また法律は天皇が公布します(7条1号)。公布は成立した法律を国民に知らせる行為で、単独立法の原則は「公布を要しない」という意味ではありません 誤り
(5) 立法の委任は、具体的・個別的なものであれば許されると解されています(73条6号ただし書は法律の委任を前提にしています) 誤り
出典:令和3年度 行政書士試験 問題6(一般財団法人行政書士試験研究センター公表)出典元ページ
この試験問題は、一般財団法人行政書士試験研究センターの許諾を得て掲載しています。無断での転載・複製を禁じます。解説は過去問NAVIが独自に作成したもので、同センターの見解ではありません。
最終更新日
「憲法」のほかの問題
- 2022年(令和4年度) 問題3表現の自由に関する次の判断基準が想定している事例として、妥当なものはどれか。
- 2022年(令和4年度) 問題6内閣の権限に関する次の記述のうち、憲法の規定に照らし、妥当なものはどれか。
- 2023年(令和5年度) 問題4国務請求権に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
- 2024年(令和6年度) 問題3人格権と夫婦同氏制に関する次の記述のうち、最高裁判所の判例の趣旨に照らし、妥当でないもの
- 2024年(令和6年度) 問題6選挙制度の形成に関する国会の裁量についての次の記述のうち、最高裁判所の判例の趣旨に照らし
- 2025年(令和7年度) 問題4取材・報道の自由に関する次の記述のうち、最高裁判所の判例に照らし、妥当でないものはどれか
スポンサーリンク

