法の一般原則に関わる最高裁判所の判決に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。…

行政法 問題8

法の一般原則に関わる最高裁判所の判決に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

正答 (4)
正答は (4)。これが妥当です。 最高裁平成19年2月6日判決(在ブラジル被爆者健康管理手当事件)は、地方自治法236条2項が普通地方公共団体の金銭債権の時効消滅に援用を要しないとしている趣旨を、記述のとおり、法令に従い適正かつ画一的に処理することが事務処理上の便宜と住民の平等な取扱いに資するからだと説明しました。そのため、地方公共団体に対する債権の消滅時効の主張が信義則に反し許されないとされる場合は極めて限定されるとしています(ただし、この事件では、違法な通達で受給権の行使を妨げた県が時効を主張することは信義則に反し許されないとされました)。
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【ほかの選択肢】 (1) 宜野座村工場誘致事件(最高裁昭和56年1月27日判決)は、施策が社会情勢の変動などで変更されることがあるのは当然だとしつつ、密接な交渉を持った相手に代償的措置もなく変更して損害を与えたときは、信頼関係を不当に破壊するとして不法行為責任が生じ得るとしました。施策の変更そのものが許されないわけではありません 誤り (2) 最高裁昭和62年10月30日判決は、租税法律関係で信義則の適用には慎重であるべきだとしつつ、納税者間の平等・公平の要請を犠牲にしてもなお保護しなければ正義に反するような特別の事情がある場合には、信義則の適用が考えられるとしました 誤り (3) 余目町個室付浴場事件(最高裁昭和53年5月26日判決)は、個室付浴場の営業を阻止することを主な動機としてされた児童遊園設置認可処分は行政権の著しい濫用によるもので違法だとしました 誤り (5) 自衛隊車両整備工場事件(最高裁昭和50年2月25日判決)は、国は公務員に対し安全配慮義務を負い、その義務違反による損害賠償責任は、法律上の補償とは別に生じ得るとしました 誤り

出典:令和3年度 行政書士試験 問題8(一般財団法人行政書士試験研究センター公表)出典元ページ

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