気こう室における加圧又は減圧時に行う措置に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。…
関係法令 第37問
気こう室における加圧又は減圧時に行う措置に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- (1)気こう室において高圧室内業務従事者に加圧を行うときは、毎分0.08MPa以下の速度で行わなければならない。
- (2)気こう室の照明の照度を20ルーメン以上としなければならない。
- (3)気こう室において高圧室内業務従事者に減圧を行うときは、あらかじめ、当該減圧に要する時間を当該高圧室内業務従事者に周知させなければならない。
- (4)気こう室において高圧室内業務従事者に減圧を行うときは、減圧の速度は、原則として、毎分0.08MPa以下としなければならない。
- (5)健康に異常を生じた高圧室内業務従事者を救出するときは、必要な限度において、法令に規定する減圧の速度を速めることができる。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
気こう室の照明の照度は、20ルクス以上としなければなりません。「20ルーメン」は単位が違います。
【ルクスとルーメン】
ルクス(lx) 照らされる面の明るさ(照度)
ルーメン(lm) 光源が出す光の量(光束)
法令が定めるのは、その場所がどれだけ明るいかですから、ルクスです。「カンデラ」とする記述も、同じく誤りです。
【明るさの三つの単位】
カンデラ 光源の強さ(光度)
ルーメン 光源が出す光の量(光束)
ルクス 照らされた面の明るさ(照度)
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法令が求めるのは、そこで働く人にとっての明るさです。
【ほかの選択肢】
(1) 加圧を行うときは、毎分0.08MPa以下の速度で行う正しい
(3) 減圧を行うときは、あらかじめ、減圧に要する時間を周知させる 正しい
(4) 減圧の速度は、原則として、毎分0.08MPa以下とする 正しい
(5) 健康に異常を生じた高圧室内業務従事者を救出するときは、必要な限度において、減圧の速度を速めることができる 正しい
【毎分0.08MPa以下】
加圧・減圧ともに、この速度が上限
急に加圧すると耳抜きが間に合わず鼓膜を傷めます。急に減圧すれば減圧症を起こします。
【救出のときに速めてよいわけ】
中で人が倒れている
減圧症の危険をおかしてでも、まず助け出すほうが先です。ただし「必要な限度において」であり、いつでも速めてよいわけではありません。速めた場合は、再圧室に入れて加圧し、改めて減圧します。
【時間を周知させるわけ】
あとどれだけかかるか分からないと、焦って勝手に出ようとする
【そのほかの措置】
減圧に要する時間が1時間を超える場合 → 椅子等の休息用具
気こう室内の温度が10℃以下の場合 → 毛布等の保温用具
減圧中は断熱膨張で気温が下がります。体が冷えると血流が悪くなり、窒素が抜けにくくなります。
出典:高圧室内作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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