粉じん障害防止規則に基づく措置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
関係法令(有害業務に係るもの) 第9問
粉じん障害防止規則に基づく措置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、同規則に定める適用除外及び特例はないものとする。
- (1)屋内の特定粉じん発生源については、発生源の区分に応じて、密閉する設備、局所排気装置、プッシュプル型換気装置若しくは湿潤な状態に保つための設備の設置又はこれらと同等以上の措置を講じなければならない。
- (2)特定粉じん発生源に係る局所排気装置に、法令に基づき設ける除じん装置は、粉じんの種類がヒュームである場合には、サイクロンによる除じん方式のものでなければならない。
- (3)特定粉じん作業以外の粉じん作業を行う屋内作業場については、全体換気装置による換気の実施又はこれと同等以上の措置を講じなければならない。
- (4)常時特定粉じん作業を行う屋内作業場については、6か月以内ごとに1回、定期に、空気中の粉じんの濃度の測定を行い、その測定結果等を記録して、これを7年間保存しなければならない。
- (5)土石、岩石又は鉱物に係る特定粉じん作業を常時行う屋内作業場について、法令に基づき空気中の粉じんの濃度の測定を行うときは、当該土石、岩石又は鉱物中の遊離けい酸の含有率が明らかな場合を除き、当該粉じん中の遊離けい酸の含有率を測定しなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
粉じんの種類がヒュームである場合の除じん方式は、ろ過除じん方式または電気除じん方式でなければなりません。サイクロンは認められていません。
【ヒュームとは】
金属が熱で蒸気になり、空気中で冷えて固まった
非常に細かい粒子
溶接や溶断で出ます。ふつうの粉じんよりずっと小さいので、捕まえるのに細かい仕掛けが要ります。
【除じん方式の決まり】
ヒューム ろ過除じん方式
電気除じん方式
ヒューム以外 サイクロンによる除じん方式
解説の続きをみる続きを閉じる
スクラバによる除じん方式
ろ過除じん方式
電気除じん方式
サイクロンは、渦を作って遠心力で粒子を振り落とす仕掛けです。粒が細かいほど遠心力が効かないので、ヒュームには向きません。
【ほかの選択肢】
(1) 屋内の特定粉じん発生源には、密閉する設備、
局所排気装置、プッシュプル型換気装置、湿潤な状態に
保つための設備のいずれか 正しい
(3) 特定粉じん作業以外の粉じん作業を行う屋内作業場は
全体換気装置でよい 正しい
(4) 測定は6か月以内ごとに1回、記録は7年保存
正しい
(5) 遊離けい酸の含有率が明らかな場合を除き、
含有率を測定する 正しい
【特定粉じんかどうかで変わるもの】
特定粉じん発生源 → 密閉、局所排気など強い措置
それ以外の粉じん作業 → 全体換気で足りる
(3)を誤りに見せかける出題がありますが、粉じん則は
発生源の区別で求める措置を分けています。
出典:第一種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令(有害業務に係るもの)」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第9問法令に基づき定期に行う作業環境測定とその測定頻度との組合せとして、誤っているものは次のう
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第6問有害物質等に係る作業とこれを規制している労働衛生関係規則との組合せとして、正しいものは次
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第3問厚生労働大臣が定める規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し、又は設置してはならない機械等に
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第2問次のAからDの作業について、法令上、作業主任者の選任が義務付けられているものの組合せは(
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第10問労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、所轄労働基準監督署長への届出を行うとき
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第8問労働安全衛生法令上、名称等の表示が義務付けられている危険物及び有害物について、その危険物
スポンサーリンク

