72 歳の男性。不眠を主訴に来院した。1 年前から肺癌の治療を受けている。6か月前に腰椎転移を指摘され、歩行、階段昇降お…
B問題 第27問
72 歳の男性。不眠を主訴に来院した。1 年前から肺癌の治療を受けている。6か月前に腰椎転移を指摘され、歩行、階段昇降および重い荷物を持ち上げた時に腰痛を自覚した。1 か月前から立作業の時にも時々軽い腰痛が出現した。1 週間前から痛みのため寝つきが悪くなり、睡眠不足を解消して欲しいと訴えている。まず疼痛緩和の目標とする痛みはどれか。
- (1)歩行時の痛み
- (2)立位時の痛み
- (3)階段昇降時の痛み
- (4)睡眠を妨げる痛み
- (5)重い荷物を持ち上げる時の痛み
正答 (4)
正答は (4)。睡眠を妨げる痛みです。
癌の痛みの治療では、段階を追って目標を立てます。
第1の目標 痛みに妨げられずに夜眠れること
第2の目標 安静にしているときの痛みがなくなること
第3の目標 体を動かしたときの痛みがなくなること
本例は、痛みのため寝つけないことを困りごととして訴えています。まずは睡眠を妨げる痛みをとることを目標にし、それから日中の安静時、立位や歩行などの体動時の痛みへと目標を進めます。
【ほかの選択肢】
(1) 歩行時の痛み 体動時の痛みで、後の段階の目標 違う
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 立位時の痛み 同上 違う
(3) 階段昇降時の痛み 同上 違う
(5) 重い荷物を持ち上げる時の痛み 同上 違う
【骨転移の痛み】
鎮痛薬に加えて、放射線治療が痛みを和らげるのに有効です。
病的骨折や脊髄圧迫の症状にも注意します。
出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問27(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「B問題」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第1問疾患とその俗称の組合せで正しいのはどれか。
- 2025年(令和7年) 第9問胸部の模式図(別冊No. 1)を別に示す。大動脈弁狭窄症で聴取される収縮期雑音の最強点は
- 2025年(令和7年) 第17問透析導入されていない保存期末期腎不全患者の食事療法で制限が必要ないのはどれか。
- 2025年(令和7年) 第25問診療所長の医師が、実際には行っていない従業員への診療の報酬を繰り返し請求していたことが発
- 2025年(令和7年) 第33問70 歳の男性。小規模の鉄工所に勤務している。勤務中に自分の不注意で機械に手を挟まれて、
- 2025年(令和7年) 第41問48 歳の男性。健康診断で脂質異常を指摘され来院した。研修医が診察を行った。
スポンサーリンク

