急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉の病態で正しいのはどれか。…

D問題 第8問

急性呼吸窮迫症候群〈ARDS〉の病態で正しいのはどれか。

正答 (5)
正答は (5)。肺サーファクタント減少です。 ARDSでは、肺炎・敗血症・誤嚥・外傷などをきっかけに肺胞上皮と肺毛細血管内皮が傷つき、血管の透過性が高まって蛋白に富む液が肺胞へ漏れ出します(非心原性肺水腫)。Ⅱ型肺胞上皮の障害と滲出液によってサーファクタントが減少・不活化し、肺胞がつぶれやすくなります。 【ほかの選択肢】 (1) 気道抵抗低下 誤り   主な病変は肺胞と間質で、気道抵抗が下がることはありません (2) 肺血管抵抗低下 誤り   低酸素性肺血管収縮や微小血栓などで、肺血管抵抗はむしろ上がります
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 肺内シャント減少 誤り   水浸しになった肺胞やつぶれた肺胞には換気が届かず、血流だけが通るので、シャントは増えます。   このため酸素投与だけでは低酸素血症が改善しにくい (4) 肺コンプライアンス増加 誤り   肺は硬くなり、コンプライアンスは低下します 【治療の要点】 原因疾患の治療と、一回換気量を抑えた肺保護換気、適切なPEEPでつぶれた肺胞を開いておくことが基本です。

出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問8(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「D問題」のほかの問題

  1. 2025年(令和7年) 第55問44 歳の男性。下腹部痛を主訴に来院した。昨日落馬して会陰部を打撲した後から排尿を認めな
  2. 2025年(令和7年) 第67問53 歳の男性。10 日前からの発熱を主訴に来院した。海外渡航歴はない。意識は清明。体温
  3. 2025年(令和7年) 第4問食中毒の予防で加熱が最も有効なのはどれか。
  4. 2025年(令和7年) 第16問72 歳の女性。健康診断で胸部異常陰影を指摘され来院した。2 年前から、毎年の健康診断で
  5. 2025年(令和7年) 第28問63 歳の女性。呼吸困難と意識障害を主訴に夫に連れられて夜間救急外来を受診した。2 年前
  6. 2025年(令和7年) 第40問6 歳の女児。腰痛を主訴に母親に連れられて来院した。2 週間前から腰痛が出現し、徐々に歩

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク