眼窩吹き抜け骨折で起こりにくいのはどれか。…
D問題 第10問
眼窩吹き抜け骨折で起こりにくいのはどれか。
- (1)複 視
- (2)鼻出血
- (3)嗅覚障害
- (4)眼球上転障害
- (5)頰部知覚障害
正答 (3)
正答は (3)。嗅覚障害です。
眼窩吹き抜け骨折は、眼に鈍的な力がかかり、眼窩内圧が急に上がって、薄い眼窩下壁(上顎洞側)や内側壁(篩骨洞側)が抜けるように折れるものです。嗅覚障害は、篩板を含む前頭蓋底の骨折や、頭部外傷による嗅神経の断裂で起こる症状で、吹き抜け骨折では起こりにくいものです。
【ほかの選択肢(いずれも起こりうる)】
(1) 複視下直筋や周囲の組織が骨折部にはさまり、眼球運動が制限されます
(2) 鼻出血上顎洞・篩骨洞に出た血液が鼻腔へ流れ出ます
(4) 眼球上転障害下壁骨折で下直筋が絞扼されると、上を見ることができなくなります
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(5) 頰部知覚障害眼窩下壁を走る眼窩下神経(三叉神経第2枝の枝)が傷つき、頰から上口唇のしびれが出ます
【注意】
若年者の下壁の線状骨折で筋が強くはさまる型(trapdoor型)では、外見の腫れが軽いのに強い悪心・嘔吐や徐脈(眼心臓反射)を伴うことがあり、早期の手術が必要です。
鼻をかむと眼窩気腫を起こすので、鼻をかまないよう指導します。
出典:2024年(令和6年) 医師国家試験 問10(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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