下行結腸癌に対する腹腔鏡下手術の周術期管理で誤っているのはどれか。…

D問題 第3問

下行結腸癌に対する腹腔鏡下手術の周術期管理で誤っているのはどれか。

正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。 術後の回復を早める周術期管理(ERAS)の考え方では、術後はできるだけ早く離床させます。長いベッド上安静は、深部静脈血栓症・肺塞栓症、無気肺・肺炎、筋力低下、腸管の動きの回復の遅れなどを招きます。腹腔鏡下手術なら、手術の翌日から歩き始めるのがふつうです。 【ほかの選択肢(いずれも行われる処置)】 (1) 手術前4週間以上の禁煙喫煙は創傷治癒の遅れや呼吸器合併症を増やします。手術の4週間以上前から禁煙することが望ましいとされます (2) 術前日の非吸収性抗菌薬の内服大腸手術では、機械的腸管処置に加えて内服の抗菌薬(カナマイシンとメトロニダゾールなど)を前日に飲ませ、手術部位感染を減らす方法がとられます
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(4) 手術室搬入2時間前の浣腸排便処置左側の結腸や直腸の手術では、術前に浣腸で下部の腸の便を除くことがあります (5) 手術室搬入3時間前までの経口補水液摂取清澄水(経口補水液など)は麻酔導入の2時間前まで飲んでよいとされます。長い絶飲食を避け、脱水や口渇、術後のインスリン抵抗性を減らします 【ERASの要点】 長い絶飲食を避ける、早期離床、早期の経口摂取再開、ドレーン・カテーテルを早く抜く、の4つを押さえましょう。

出典:2025年(令和7年) 医師国家試験 問3(厚生労働省 公表)出典元ページ

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