66 歳の女性。微熱および持続する咳嗽を主訴に来院した。1 年前から間質性肺炎を伴う関節リウマチに対して抗TNF-α抗体…

D問題 第26問

66 歳の女性。微熱および持続する咳嗽を主訴に来院した。1 年前から間質性肺炎を伴う関節リウマチに対して抗TNF-α抗体製剤とNSAID で治療されている。他に骨粗鬆症と逆流性食道炎でカルシウム製剤、活性型ビタミンD 製剤およびプロトンポンプ阻害薬を内服している。精査の結果、間質性肺炎の増悪はなく、肺結核と診断された。中止すべき薬剤はどれか。

正答 (3)
正答は (3)。抗TNF-α抗体製剤です。 TNF-αは、結核菌を肉芽腫の中に閉じ込めておくのに欠かせないサイトカインです。抗TNF-α抗体製剤を使うと、潜在性結核の再燃や新たな結核の発病が起こりやすくなります。使用中に活動性の結核を発病した場合は、抗TNF-α抗体製剤を中止し、標準的な抗結核薬の治療を行います。このため、生物学的製剤を始める前には、問診、胸部の画像、インターフェロンγ遊離試験〈IGRA〉などで潜在性結核を調べ、陽性ならイソニアジドなどの予防内服を行います。 【ほかの選択肢】
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(1) NSAID 誤り (2) カルシウム製剤 誤り (4) プロトンポンプ阻害薬 誤り (5) 活性型ビタミンD製剤 誤り   いずれも結核の発病や悪化には関わらず、中止する必要はありません。抗結核薬との飲み合わせ(リファンピシンによる   薬物代謝の促進など)は個別に確かめます

出典:2025年(令和7年) 医師国家試験 問26(厚生労働省 公表)出典元ページ

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