アルコールが与える航空生理学上の影響についての記述で誤りはどれか。…
空中航法(動滑) 第19問
アルコールが与える航空生理学上の影響についての記述で誤りはどれか。
- (1)アルコールは中枢神経に作用し、脳を麻痺させることから、操縦業務に必要な適確な反応、注意力、理解力、判断力、記憶等に悪影響を与える。
- (2)アルコールの影響は、疲労、薬品の使用、夜間や悪天候での飛行など、他の悪条件と重なった場合、更に悪化する。
- (3)複数のタスク(作業)がある場合、主要タスクを優先しその他のタスクを無視してしまう傾向や、緊急時のように慣れないタスクに関しては障害の程度が更に著しいとされている。
- (4)操縦業務を行う上ではアルコールの呼気濃度が、0.15mg/ℓ以下であることが安全上重要とされている。
正答 (4)
正答は (4)。呼気0.15mg/Lは道路交通法の酒気帯び運転の基準の値で、航空機の操縦ではこの値以下なら安全という意味はないので、これが誤りです。
アルコールはわずかな量でも、反応・注意力・判断力を鈍らせます。国土交通省が2019年に定めた飲酒の基準では、呼気0.09mg/L以上を、正常な運航ができないおそれがある目安としています。操縦するときは、体にアルコールが残っていないことが前提です。
【ほかの選択肢】
(1) 中枢神経に作用し、反応・注意力・判断力・記憶などを損なうので 正しい
(2) 疲労・薬・夜間や悪天候などと重なると、影響はさらに悪くなるので 正しい
(3) 主な作業以外を無視しがちになり、慣れない作業ほど障害が大きいとされるので 正しい
出典:令和2年3月期 航空従事者学科試験 自家用操縦士(滑空機) 空中航法(動滑) 問19(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「空中航法(動滑)」のほかの問題
- 令和5年3月期 第9問航空機に装備された磁気コンパスに関する記述で誤りはどれか。
- 令和5年7月期 第20問航空医学に関する記述で誤りはどれか。
- 令和元年7月期 第10問距離28 nmを飛行するのに24分間かかった。このときのGSで正しいものはどれか。
- 令和元年11月期 第18問距離20 nmを飛行するのに15分間かかった。このときのGSで最も近いものはどれか。
- 令和3年3月期 第12問36分間で燃料を4.5 L消費したときの燃料消費率で正しいものはどれか。
- 令和4年7月期 第8問風力三角形において、図中①のベクトルを構成する要素として正しいものはどれか。
スポンサーリンク

