社債管理補助者に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
企業法 企業法 問題17
社債管理補助者に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.社債管理補助者は,社債権者のために破産手続に参加する権限を有する。イ.社債管理補助者は,社債権者集会の決議によらずに,社債発行会社が社債の総額について期限の利益を喪失することとなる行為をする権限を有する。ウ.社債管理補助者は,社債権者のために公平かつ誠実に,及び,社債権者に対し善良な管理者の注意をもって,社債の管理の補助を行わなければならない。エ.二以上の社債管理補助者があるときは,これらの者は,共同してその権限に属する行為をしなければならない。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (2)
正答は (2)。社債管理補助者は破産手続参加の権限を持ち(ア)、社債管理者の公平誠実義務・善管注意義務の規定が準用されます(ウ)。
令和元年改正で新設された社債管理補助者の問題です。
【各記述】
ア 正しい。社債管理補助者は、社債権者のために破産手続参加・再生手続参加・更生手続参加をする権限を有します(会社法714条の4第1項1号)。
イ 誤り。期限の利益を喪失させる行為は、委託契約に定める範囲内で権限を持つものですが(714条の4第2項4号)、社債権者集会の決議によらなければしてはなりません(同条3項2号)。
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ウ 正しい。704条(公平誠実義務・善管注意義務)は、「社債の管理」を「社債の管理の補助」と読み替えて社債管理補助者に準用されます(714条の7)。
エ 誤り。二以上の社債管理補助者があるときは、各自がその権限に属する行為をします(714条の5第1項)。共同して行うのは社債管理者の場合です。
正しいのはアとウで、(2) です。
出典:2022年(令和4年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 企業法 問題17(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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