P社は,X1 年度末(X2 年3 月31 日)に米国にあるS社の発行済株式総数の100 %を8,400 千ドルで取得し,…

財務会計論 財務会計論 問題21

P社は,X1 年度末(X2 年3 月31 日)に米国にあるS社の発行済株式総数の100 %を8,400 千ドルで取得し,S社の支配を獲得した。P社の連結在外子会社はS社のみである。次の〈前提条件〉に基づき,当期(X3 年度)のP社連結包括利益計算書に計上される為替換算調整勘定の金額として,最も適切なものの番号を一つ選びなさい。選択肢の△はマイナスを意味する。(8 点)〈前提条件〉1.支配獲得時におけるS社の財政状態は,資産合計10,400 千ドル,負債合計2,000千ドル,資本金7,300 千ドル,利益剰余金1,100 千ドルであった。2.S社のX2 年度末およびX3 年度末の個別貸借対照表は,次のとおりであった。貸借対照表 (単位:千ドル)資 産 X2 年度末 X3 年度末 負債・純資産 X2 年度末 X3 年度末諸 資 産 16,500 19,000 諸 負 債 5,500 6,500資 本 金 7,300 7,300利益剰余金 3,700 5,200合 計 16,500 19,000 合 計 16,500 19,0003.利益剰余金の増加はすべて当期純利益によるものであり,剰余金の配当は行われていない。4.為替相場の推移は次のとおりである。財務諸表項目の換算は「外貨建取引等会計処理基準」における原則的方法による。年度 期中平均相場 決算時相場X1 年度 103 110X2 年度 107 105X3 年度 108 1125.税効果は考慮しない。

正答 (6)
正答は (6)。為替換算調整勘定は前期末△47,200千円から当期末35,800千円へ動き、当期の包括利益計算書には増加額83,000千円を計上します。 S社の純資産を、資本金と取得時の利益剰余金は取得時の相場、取得後の利益は期中平均相場、純資産合計は決算時の相場で換算した差額が為替換算調整勘定です。(単位:千円) 【取得時(X1年度末、110円)】 資本金7,300×110=803,000、利益剰余金1,100×110=121,000 【X2年度末(105円)】 当期純利益2,600×107=278,200
解説の続きをみる続きを閉じる
純資産11,000×105=1,155,000 為替換算調整勘定=1,155,000-(803,000+121,000+278,200)=△47,200 【X3年度末(112円)】 当期純利益1,500×108=162,000 純資産12,500×112=1,400,000 為替換算調整勘定=1,400,000-(803,000+121,000+278,200+162,000)=35,800 当期のその他の包括利益:35,800-(△47,200)=83,000千円です。

出典:2022年(令和4年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題21(金融庁 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「財務会計論」のほかの問題

  1. 2024年(令和6年)第Ⅰ回 財務会計論 問題9「金融商品に関する会計基準」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番
  2. 2024年(令和6年)第Ⅱ回 財務会計論 問題12当社(決算は年1 回,決算日は3 月31 日)は,X1 年6 月の株主総会での決議に基づ
  3. 2025年(令和7年)第Ⅰ回 財務会計論 問題14以下の〔資料〕に基づき,X 1 年度末におけるA氏に係る退職給付債務の金額として,最も適
  4. 2025年(令和7年)第Ⅱ回 財務会計論 問題21連結財務諸表の作成に係る株式の取得および売却の処理に関する次の記述のうち,正しいものの組
  5. 2023年(令和5年)第Ⅰ回 財務会計論 問題1財務会計の役割に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びな
  6. 2023年(令和5年)第Ⅱ回 財務会計論 問題3次の〔資料〕に基づき,当期(X1 年4 月1 日~X2 年3 月31 日)末の貸借対照表

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク