予算管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…
管理会計論 管理会計論 問題11
予算管理に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.予算は,企業の諸活動の具体的計画を貨幣的に表示したものであり,予算期間における企業の原価目標の達成に向けた,企業全般にわたる総合的管理の要具である。イ.予算実績差異分析を実施する際には,その差異が経営上重要な意味を持つと考える場合に,詳細なデータを収集し差異の原因を分析する。ウ.ボトム・アップ方式による予算編成では,トップ・ダウン方式と比べて,各部門に予算目標を達成することを動機づける効果が期待され,全社的な計画との整合性を持つよう各部門の活動を調整することが容易となる。エ.予算編成時点において予測できなかった経営環境の変化を予算に反映させるためにローリング(ころがし)方式を採用する予算を継続的予算という。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (5)
正答は (5)。重要な差異に絞って原因を分析するのが例外管理で(イ)、ローリング方式で予算を見直していくのが継続的予算です(エ)。
予算の意義・予算差異分析・編成方式を問う問題です。
【各記述】
ア 誤り。「原価計算基準」は、予算を、予算期間における企業の利益目標を指示し、各業務分野の諸活動を調整し、企業全般にわたる総合的管理の要具となるものとしています。「原価目標」ではありません。
イ 正しい。差異のすべてを詳しく調べるのではなく、経営上重要な差異について詳細なデータを集めて原因を分析します(例外管理の考え方)。
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ウ 誤り。ボトム・アップ方式は各部門の参加により動機づけの効果が期待できますが、各部門の積み上げになるため、全社的な計画との整合をとる調整はかえって難しくなります。
エ 正しい。予算期間の経過に合わせて次の期間を加え、環境の変化を反映して見直していく方式(ローリング方式)による予算を継続的予算といいます。
正しいのはイとエで、(5) です。
出典:2022年(令和4年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題11(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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