A社は業績管理指標としてROE(Return on Equity:自己資本当期純利益率)を用いているが,一般投資家の視点…
管理会計論 管理会計論 問題10
A社は業績管理指標としてROE(Return on Equity:自己資本当期純利益率)を用いているが,一般投資家の視点を意識して,ROIC(Return on Invested Capital:投下資本利益率)やEVA®(Economic Value Added:経済的付加価値)の導入を検討している。次の〔資料〕に基づき,以下の文中の( ア )と( イ )に当てはまる正しい数値の組合せとして最も適切なものの番号を一つ選びなさい。(7点)〔資料〕1.損益関連の財務情報 (単位:百万円)営業利益 3,465当期純利益 1,3862.資本効率性に関連する財務指標 (単位:回転)総資本回転率 1.2投下資本回転率(注) 1.8(注)総資本から無利子負債を控除した投下資本を用いた資本回転率である。3.財務安全性に関連する財務指標 (単位:%)自己資本比率 604.実効税率は40 %とする。5.税引後加重平均資本コスト率は9.2 %とする。A社のROE が8 %と求められる時,ROIC は( ア )%,EVA® は( イ )百万円となる。なお,ROIC とEVA® の算定に当たり,投下資本については同じ金額を用いるものとする。
- (1)ア: 10.8 イ: 308
- (2)ア: 10.8 イ: 462
- (3)ア: 10.8 イ: 554
- (4)ア: 13.2 イ: 770
- (5)ア: 13.2 イ: 1,155
- (6)ア: 13.2 イ: 1,386
正答 (1)
正答は (1)。ROEから自己資本・総資本・売上高・投下資本を順に逆算すると、ROICは10.8%、EVAは308百万円です。
(単位:百万円)
【投下資本を求める】
自己資本=当期純利益1,386÷ROE 0.08=17,325
総資本=17,325÷自己資本比率0.6=28,875
売上高=28,875×総資本回転率1.2=34,650
投下資本=34,650÷投下資本回転率1.8=19,250
【ROIC】
税引後営業利益(NOPAT)=3,465×(1−0.4)=2,079
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ROIC=2,079÷19,250=10.8%
【EVA】
資本コスト=19,250×9.2%=1,771
EVA=2,079−1,771=308
【覚え方】
EVAは「税引後営業利益−投下資本×加重平均資本コスト率」で、(ROIC−資本コスト率)×投下資本=(10.8%−9.2%)×19,250=308と求めても同じです。
出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題10(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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