連結財務諸表の作成に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

財務会計論 財務会計論 問題18

連結財務諸表の作成に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8 点)ア.株式の取得により段階的に支配を獲得した場合には,個別財務諸表では,支配を獲得するに至った個々の取引ごとの原価の合計額をもって当該投資の評価額とするが,連結財務諸表では,支配を獲得するに至った個々の取引全てを支配獲得日における時価によって測定し,当該投資の評価額とする。イ.株式の取得により段階的に重要な影響力を獲得した場合には,連結財務諸表上,重要な影響力を獲得するに至った個々の取引全てを重要な影響力を獲得した時点における時価によって測定し,当該投資の評価額とする。ウ.株式の売却により,連結子会社が持分法適用関連会社に該当することになった場合には,連結財務諸表上,残存する当該投資は持分法による投資評価額に修正するが,株式の売却により連結子会社または持分法適用関連会社のいずれにも該当しなくなった場合には,連結財務諸表上,残存する当該投資は個別財務諸表上の帳簿価額によって評価する。エ.株式を売却しても連結子会社に対する親会社の支配が継続している場合には,のれんの未償却分のうち支配獲得時の持分比率に占める売却した持分比率に相当する額を算定し,のれんから減額する。

正答 (2)
正答は (2)。段階取得による支配獲得は全て支配獲得日の時価で測定し(ア)、連結除外後に残る投資は関連会社なら持分法評価、そうでなければ個別上の簿価で評価します(ウ)。 段階取得と持分の売却の連結上の処理を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。個別では取引ごとの原価の合計で投資を評価しますが、連結では支配獲得日の時価で測定し、差額を段階取得に係る損益とします。 イ 誤り。段階的に重要な影響力を得て持分法を適用する場合は、個々の取引ごとの原価の合計額で投資を評価します。時価で測り直すのは支配を獲得した場合です。
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ウ 正しい。子会社が関連会社になる場合は残る投資を持分法による評価額に修正し、子会社でも関連会社でもなくなる場合は個別財務諸表上の帳簿価額で評価します。 エ 誤り。支配が継続する一部売却は資本取引で、親会社持分の減少額と売却価額の差額は資本剰余金とします。のれんの未償却額は減額しません。 正しいのはアとウで、(2) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅰ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題18(金融庁 公表)出典元ページ

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