次の〔資料〕に基づき,当期に減損損失を認識するかどうかの判定に際して見積もられる資産グループAの割引前将来キャッシュ・フ…

財務会計論 財務会計論 問題20

次の〔資料〕に基づき,当期に減損損失を認識するかどうかの判定に際して見積もられる資産グループAの割引前将来キャッシュ・フローの総額として正しいものの番号を一つ選びなさい。計算結果に端数が生じる場合,千円未満を四捨五入すること。(8点)〔資料〕1.当社は,資産グループAを保有しており,これに減損の兆候が観察された。2.資産グループAは,資産A1 およびA2 から構成され,そのうち主要資産は資産A1である。資産A1 の経済的残存使用年数は25 年であり,資産A2 の経済的残存使用年数は10 年である。ただし,資産A2 は現在の価値を維持するために10 年経過時点で取替更新を予定しており,取替更新後には,A1 とA2 は同じ経済的残存使用年数(15年)となる。3.資産グループAの今後10 年間の割引前将来キャッシュ・フローの合計金額は1,150,000 千円(115,000 千円×10 年間)と見積もられる。また,これに加えて,資産A2 の取替更新時において処分収入額5,000 千円と再取得支出額250,000 千円が見込まれている。11 年目以降の割引前将来キャッシュ・フローは,11~20 年の10 年間の各年はそれぞれ75,000 千円,21~25 年の5年間の各年はそれぞれ40,000 千円と見積もられる。なお,25 年経過時点の正味売却価額は20,000 千円と見込まれている。4.当社が用いる割引率は年率5 %(税引前)で一定であり,その現価係数および年金現価係数は次のとおりである。必要な範囲で使用すること。5 年 10 年 20 年 25 年現価係数 0.7835 0.6139 0.3769 0.2953年金現価係数 4.3295 7.7217 12.4622 14.0939

正答 (5)
正答は (5)。主要資産A1の残存年数が20年を超えるので、20年目までの割引前CFに20年経過時点の回収可能価額を加え、1,843,850千円です。 【20年目までの割引前CF】(単位:千円) 1〜10年:115,000 × 10 = 1,150,000 10年経過時の取替更新:5,000 − 250,000 = −245,000 11〜20年:75,000 × 10 = 750,000 構成資産の取替更新に伴う支出と処分収入は、資産グループの現在の価値を維持するためのものなので含めます。
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【20年経過時点の回収可能価額】 21〜25年のCFと25年経過時点の正味売却価額を、20年経過時点へ5年分割り引きます(使用価値)。 40,000 × 4.3295 + 20,000 × 0.7835 = 173,180 + 15,670 = 188,850 【合計】 1,150,000 − 245,000 + 750,000 + 188,850 = 1,843,850 21年目以降を割り引かずに足すと 1,875,000((6))になりますが、20年を超える部分は20年経過時点の回収可能価額として加えます。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題20(金融庁 公表)出典元ページ

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