財務情報分析に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。…

管理会計論 管理会計論 問題10

財務情報分析に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)ア.ROE(return on equity)を分解すると,(売上高当期純利益率)×(総資産回転率)×(財務レバレッジ)になる。イ.損益分岐点比率は,実際の売上高と損益分岐点売上高との差額を実際の売上高で除して求められ,その値が高いほど収益性が高いことを意味する。ウ.自己資本がプラスの企業において,固定長期適合率が100 %を上回る場合であっても,固定比率が100 %以下となる場合がある。エ.総資本利益率を算定する場合の利益として,営業利益に金融収益(受取利息および受取配当金)を加算した事業利益を用いる場合がある。これは,株主と債権者の両方に対するリターンを考慮するためである。

正答 (3)
正答は (3)。ROE の3つの要素への分解(ア)と、総資本利益率に事業利益を使う理由(エ)が正しい記述です。 収益性・安全性の財務指標の意味を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。ROE=当期純利益/売上高×売上高/総資産×総資産/自己資本 です。 イ 誤り。記述の(実際売上高-損益分岐点売上高)÷実際売上高は安全余裕率です。損益分岐点比率は損益分岐点売上高÷実際売上高で、低いほど安全性が高いことを示します。 ウ 誤り。固定長期適合率=固定資産÷(自己資本+固定負債)、固定比率=固定資産÷自己資本です。分母は固定比率の方が小さいので、固定長期適合率が100%を超えれば、固定比率も必ず100%を超えます。
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エ 正しい。事業利益(営業利益+受取利息・受取配当金)は、株主と債権者の両方が提供した総資本に対する成果を測るために使われます。 正しいのはアとエで、(3) です。

出典:2023年(令和5年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題10(金融庁 公表)出典元ページ

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