「リース取引に関する会計基準」および同適用指針に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びな…
財務会計論 財務会計論 問題13
「リース取引に関する会計基準」および同適用指針に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(8点)ア.ファイナンス・リース取引の定義の一部である「リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担すること」とは,固定資産を自己所有した場合と同様に,陳腐化リスクによるコストを除いた当該リース物件の取得価額相当額,維持管理費用などといったコストを負担することをいう。イ.所有権移転外ファイナンス・リース取引において,借手がリース資産およびリース債務を計上する場合の価額は,借手において当該リース物件の貸手の購入価額等が明らかな場合は,リース料総額を割り引いた現在価値と貸手の購入価額等とのいずれか低い額とするが,借手において貸手の購入価額等が明らかでない場合は,リース料総額を割り引いた現在価値と見積現金購入価額とのいずれか低い額とする。ウ.所有権移転ファイナンス・リース取引において,借手が計上したリース資産の減価償却費は,自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法により算定する。また,所有権移転外ファイナンス・リース取引において,借手が計上したリース資産の減価償却費は,原則として,リース資産の見積使用可能期間を耐用年数とし,残存価額をゼロとして算定する。エ.リース資産については,原則として,有形固定資産,無形固定資産の別に,一括してリース資産として表示する。ただし,有形固定資産または無形固定資産に属する各科目に含めることもできる。
- (1)アイ
- (2)アウ
- (3)アエ
- (4)イウ
- (5)イエ
- (6)ウエ
正答 (5)
正答は (5)。借手の計上価額は現在価値と貸手の購入価額等(不明なら見積現金購入価額)の低い方で(イ)、リース資産は一括表示が原則です(エ)。
リース会計基準・適用指針を問う問題です。
【各記述】
ア 誤り。「使用に伴って生じるコストを実質的に負担する」とは、取得価額相当額、維持管理等の費用、陳腐化によるリスクなど、ほとんどすべてのコストを負担することをいいます。陳腐化リスクのコストも含まれます。
イ 正しい。所有権移転外ファイナンス・リースの借手は、貸手の購入価額等が明らかならそれとリース料総額の現在価値の低い方、明らかでなければ現在価値と見積現金購入価額の低い方で計上します。
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ウ 誤り。前半の所有権移転ファイナンス・リースは正しいのですが、所有権移転外では、原則としてリース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとして減価償却します。見積使用可能期間ではありません。
エ 正しい。リース資産は、原則として有形固定資産・無形固定資産の別に一括してリース資産として表示しますが、各科目に含めることもできます。
正しいのはイとエで、(5) です。
出典:2024年(令和6年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題13(金融庁 公表)出典元ページ
最終更新日
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