実際部門別個別原価計算に関する次の記述のうち,我が国の「原価計算基準」に照らして正しいものの組合せとして最も適切な番号を…

管理会計論 管理会計論 問題3

実際部門別個別原価計算に関する次の記述のうち,我が国の「原価計算基準」に照らして正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)ア.個別原価計算において,労働が機械作業と密接に結合して総合的な作業となり,そのため製品に賦課すべき直接労務費と製造間接費とを分離することが困難な場合その他必要ある場合には,加工費について部門別計算を行ない,部門加工費を各指図書に配賦することができる。部門加工費の指図書への配賦は,原則として予定配賦率による。予定加工費配賦率の計算は,予定間接費配賦率の計算に準ずる。イ.原価要素は,これを原価部門に分類集計するに当たり,当該部門において発生したことが直接的に認識されるかどうかによって,部門個別費と部門共通費とに分類する。なお,部門共通費であって,工場全般に関して発生し,適当な配賦基準の得がたいものは,これを一般費とし,補助部門費として処理することができる。ウ.工具製作,動力等の補助経営部門が相当の規模となった場合には,これを独立の経営単位とし,計算上製造部門として取り扱う。工場管理部門とは,管理的機能を行なう諸部門をいい,例えば材料部,労務部,企画部,修繕部,試験研究部,工場事務部等がそれにあたる。エ.製造部門とは,直接製造作業の行なわれる部門をいい,製品の種類別,製品生成の段階,製造活動の種類別等にしたがって,これを各種の部門又は工程に分けたものをいう。一方,補助部門とは,製造部門に対して補助的関係にある部門をいう。これらの製造部門や補助部門は,必要ある場合には,これを各小工程又は各作業単位に細分する。

正答 (1)
正答は (1)。加工費の部門別計算(ア)と一般費の扱い(イ)は「原価計算基準」の内容どおりです。 部門別計算の部門の分け方と、費目の部門への集計を問う問題です。 【各記述】 ア 正しい。直接労務費と製造間接費の分離が困難な場合などに、加工費について部門別計算を行い、部門加工費を指図書に配賦できます。配賦は原則として予定配賦率によります(基準三四)。 イ 正しい。原価要素は部門個別費と部門共通費に分けます。部門共通費のうち、工場全般に関して発生し適当な配賦基準の得がたいものは、一般費として補助部門費として処理できます(基準一七)。
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ウ 誤り。前半は正しいものの、基準が工場管理部門の例に挙げるのは材料部・労務部・企画部・試験研究部・工場事務部などです。修繕は、工具製作・動力と並ぶ補助経営部門の例です(基準一六)。 エ 誤り。基準一六では、各小工程又は各作業単位への細分は、製造に関する諸部門について定められています。補助部門は、補助経営部門と工場管理部門に分け、さらに機能の種類別などに分けるとされています。 正しいのはアとイで、(1) です。

出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 管理会計論 問題3(金融庁 公表)出典元ページ

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