次の〔資料〕に基づき,S社の土地に関してX4 年度末のP社連結貸借対照表に計上する繰延税金負債の金額として正しいものの番…
財務会計論 財務会計論 問題17
次の〔資料〕に基づき,S社の土地に関してX4 年度末のP社連結貸借対照表に計上する繰延税金負債の金額として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,計算結果に端数が生じる場合,千円未満を四捨五入すること。(8点)〔資料〕1.P社は,X1 年度末に,S社の発行済株式の35 % を第三者より取得し,S社を持分法適用関連会社とした。また,X3 年度末に,S社の発行済株式の30 % を取得し,S社を連結子会社とした。2.S社は単一の土地を保有している。その土地の帳簿価額および時価は,次のとおりである。(単位:千円)帳簿価額 時価X1 年度末 2,500,000 2,700,000X2 年度末 2,500,000 2,900,000X3 年度末 2,500,000 3,150,0003.X4 年度中に,S社は保有する土地について,その面積の5 分の3(帳簿価額1,500,000 千円)を第三者に2,250,000 千円で売却した。4.実効税率を30 % として,税効果会計を適用する。
- (1)54,000 千円
- (2)78,000 千円
- (3)99,000 千円
- (4)105,000 千円
- (5)117,000 千円
- (6)195,000 千円
正答 (2)
正答は (2)。支配獲得時に土地の評価差額650,000千円の全額に繰延税金負債を計上し、売れ残った5分の2の分78,000千円が残ります。
(単位:千円)
【支配獲得時(X3年度末)の時価評価】
連結では、子会社の資産・負債を支配獲得日の時価で全面的に評価します(全面時価評価法)。持分法を適用していた時期(X1年度末の35%取得)の評価差額は、連結の評価差額の計算には使いません。
評価差額=3,150,000−2,500,000=650,000
繰延税金負債=650,000×30%=195,000
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【X4年度の売却】
土地の5分の3を売却したので、その分の評価差額は実現し、対応する繰延税金負債も取り崩します。
残る評価差額=650,000×2/5=260,000
X4年度末の繰延税金負債=260,000×30%=78,000
【見分け方】
評価差額は持分比率(65%)に関係なく全額を計上し、非支配株主持分にも配分します。繰延税金負債も評価差額の全額に対して計上します。
出典:2025年(令和7年)第Ⅱ回 公認会計士試験 短答式試験 財務会計論 問題17(金融庁 公表)出典元ページ
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