窒素を指標として、たんぱく質の消化吸収率を求めるために、成人男性を被験者として、米を用いた試験食によるバランス・スタディ…
午後の部 第193問
窒素を指標として、たんぱく質の消化吸収率を求めるために、成人男性を被験者として、米を用いた試験食によるバランス・スタディを行った。被験者は、エネルギー及び窒素の平衡状態にあり、試験食からの窒素摂取量10.0 g/日、糞便中窒素排泄量1.6 g/日、尿中窒素排泄量7.5 g/日、及び皮膚、毛髪、爪からの窒素損失量0.9 g/日であった。無たんぱく質食摂取時の糞便中窒素排泄量は1.0 g/日であり、この値を内因性損失量(内因性排泄量)とした。たんぱく質の真の消化吸収率(%)である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)75%
- (2)84%
- (3)90%
- (4)94%
- (5)96%
正答 (4)
正答は (4)。真の消化吸収率は94%です。
【計算】
真の消化吸収率={摂取窒素量-(糞便中窒素量-内因性損失量)}÷摂取窒素量×100
={10.0-(1.6-1.0)}÷10.0×100
=9.4÷10.0×100=94%
真の消化吸収率では、糞便に出た窒素のうち、食事に関係なく消化管から出る分(腸の細胞のはがれ・消化液など、無たんぱく質食のときの糞便中窒素1.0 g)を差し引いて計算します。
【ほかの選択肢】
(2) 84%は、内因性損失量を差し引かない見かけの消化吸収率(10.0-1.6)÷10.0×100 誤り
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(1)(3)(5) 75%・90%・96%は、上の式に合わない 誤り
【参考】尿中窒素や皮膚などからの損失は、消化吸収率ではなく、生物価・窒素出納の計算に使います。
出典:第28回 管理栄養士国家試験 問193(厚生労働省 公表)出典元ページ
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