窒素を指標として、たんぱく質の消化吸収率を求めるために、成人男性を被験者として、米を用いた試験食によるバランス・スタディ…
午後の部 第194問
窒素を指標として、たんぱく質の消化吸収率を求めるために、成人男性を被験者として、米を用いた試験食によるバランス・スタディを行った。被験者は、エネルギー及び窒素の平衡状態にあり、試験食からの窒素摂取量10.0 g/日、糞便中窒素排泄量1.6 g/日、尿中窒素排泄量7.5 g/日、及び皮膚、毛髪、爪からの窒素損失量0.9 g/日であった。無たんぱく質食摂取時の糞便中窒素排泄量は1.0 g/日であり、この値を内因性損失量(内因性排泄量)とした。試験食に用いた米の栄養素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)第1制限アミノ酸は、トリプトファンである。
- (2)ビタミンB 1含有量は、玄米に比べて精白米で多い。
- (3)アミロペクチン含有量は、もち米に比べてうるち米で多い。
- (4)精白度が上昇すると、たんぱく質の見かけの消化吸収率は低下する。
- (5)精白度が上昇すると、カリウムの含有量は低下する。
正答 (5)
正答は (5)。正しいのはこれです。
カリウムなどのミネラルやビタミンB₁は、米の外側(ぬか層)と胚芽に多く含まれます。精白度が上がる(よく搗く)ほど、これらの部分が除かれるので、カリウムの含有量は下がります。
【ほかの選択肢】
(1) 米のたんぱく質の第1制限アミノ酸はリシン。トリプトファンではない 誤り
(2) ビタミンB₁は胚芽とぬか層に多いので、玄米のほうが精白米より多い(およそ5倍) 誤り
(3) もち米のでんぷんはほぼすべてがアミロペクチンで、うるち米(アミロペクチン約80%、アミロース約20%)より多い 誤り
(4) 精白度が上がると、消化を妨げる食物繊維などが減るので、たんぱく質の見かけの消化吸収率は上がる 誤り
出典:第28回 管理栄養士国家試験 問194(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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