70歳、男性。肺うっ血を認め、利尿薬が投与されている慢性心不全患者である。身長170 cm、体重80 kg、血清ナトリウ…

午後の部 第138問

70歳、男性。肺うっ血を認め、利尿薬が投与されている慢性心不全患者である。身長170 cm、体重80 kg、血清ナトリウム値144 mEq/L、血清カリウム値4.2 mEq/L、血清尿素窒素値25 mg/dL、血清クレアチニン値1.0 mg/dL、血清アルブミン値3.8 g/dL。この患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

正答 (4)
正答は (4)。ナトリウムを制限します。 肺うっ血があり利尿薬を使っている慢性心不全では、体に水分をためるナトリウムを制限することが栄養管理の基本です。血清ナトリウム値は144 mEq/Lで低ナトリウム血症はなく、ナトリウムの制限を妨げる所見はありません。 【ほかの選択肢】 (1) エネルギー摂取を増加 BMIは80÷1.7²≒27.7と肥満で、エネルギーを増やす必要はない(心臓の負担を減らす) 誤り (2) たんぱく質を制限 血清クレアチニン1.0 mg/dL、尿素窒素25 mg/dLと腎機能は大きく落ちておらず、アルブミンも3.8 g/dLで、たんぱく質を制限する理由はない 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) ビタミンB₁を制限 利尿薬で尿中に失われやすく、不足すると心不全が悪化するので、むしろ不足に注意する 誤り (5) カリウムを制限 血清カリウムは4.2 mEq/Lで正常。利尿薬の多くはカリウムを失わせるので、制限は不要 誤り

出典:第29回 管理栄養士国家試験 問138(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「午後の部」のほかの問題

  1. 2014年(平成26年) 第152問最近の国民健康・栄養調査の結果からみた成人の健康状態に関する記述である。正しいのはどれか
  2. 2016年(平成28年) 第124問糖尿病治療薬とその主作用の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  3. 2018年(平成30年) 第118問経腸栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  4. 2026年(令和8年) 第106問企業の健康保険組合の管理栄養士として、会食の場における適正飲酒を目的とする教室を企画して
  5. 2012年(平成24年) 第116問栄養教育の目標には、学習目標、行動目標、環境目標、結果(アウトカム)目標がある。結果目標
  6. 2012年(平成24年) 第178問事業所給食におけるマーケティングとその具体的な取組の組合せである。正しいのはどれか。1つ

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク