経腸栄養が可能と考えられる病態である。正しいのはどれか。1つ選べ。…
午前の部 第32問
経腸栄養が可能と考えられる病態である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)重症急性膵炎の発症直後
- (2)クローン病の急性増悪期
- (3)下顎骨腫瘍の術後
- (4)潰瘍性大腸炎による下血直後
- (5)敗血症による多臓器不全
正答 (3)
正答は (3)。下顎骨腫瘍の術後は、経腸栄養が可能です。
下顎の手術後は口から食べることが難しくなりますが、消化管そのものは正常に働きます。そのため、経鼻胃管などからの経腸栄養(経管栄養)が適しています。「腸が使えるなら腸を使う」が栄養補給法の選び方の原則です。
【ほかの選択肢】
(1) 重症急性膵炎の発症直後 発症直後は循環動態が不安定なことが多く、まず絶食と輸液で全身状態を安定させる 誤り
(2) クローン病の急性増悪期 腸管の炎症が強く、重症例では腸管の安静のため絶食と静脈栄養が選ばれる 誤り
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(4) 潰瘍性大腸炎による下血直後 腸管の安静が必要で、絶食と静脈栄養で管理する 誤り
(5) 敗血症による多臓器不全 循環が不安定で腸管の血流が保たれない状態では、経腸栄養は難しい 誤り
【補足】
重症急性膵炎でも、循環が安定すれば早期(発症後48時間以内が目安とされる)に経腸栄養を始めることが勧められています。「発症直後」はその前の段階です。
出典:第29回 管理栄養士国家試験 問32(厚生労働省 公表)出典元ページ
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