透析患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。…
午後の部 第135問
透析患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- (1)血液透析では、たんぱく質摂取量を1.0 g/kg標準体重/日とする。
- (2)血液透析では、飲料水の摂取量を30 mL/kg標準体重/日とする。
- (3)血液透析では、カリウムの摂取量を制限しない。
- (4)腹膜透析では、腹膜吸収エネルギー量を含めてエネルギー量を25 kcal/kg標準体重/日とする。
- (5)腹膜透析では、リン摂取量を2,500 mg/日とする。
正答 (1)
正答は (1)。正しいのはこれです。
出題時点の「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」では、血液透析(週3回)のたんぱく質は0.9〜1.2 g/kg標準体重/日とされています。1.0 g/kg標準体重/日はこの範囲に入ります。透析ではアミノ酸が透析液へ失われるので、透析前の保存期(0.6〜0.8 g/kg)より多くします。
【ほかの選択肢】
(2) 血液透析の水分は「できるだけ少なく」とされている。30 mL/kg標準体重/日では、透析と透析の間の体重増加が大きくなりすぎる 誤り
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(3) 血液透析では、高カリウム血症を防ぐため、カリウムを2,000 mg/日以下に制限する 誤り
(4) 腹膜透析のエネルギーは30〜35 kcal/kg標準体重/日で、そこから腹膜(透析液のブドウ糖)から吸収されるエネルギーを差し引いた量を食事で摂る 誤り
(5) 腹膜透析のリンは、たんぱく質(g)×15 mg/日以下。たんぱく質60 gなら900 mg以下で、2,500 mg/日は多すぎる 誤り
【透析患者の食事療法基準(2014年版)】
血液透析 エネルギー30〜35 kcal/kg、たんぱく質0.9〜1.2 g/kg、食塩6 g未満、水分できるだけ少なく、カリウム2,000 mg以下、リンはたんぱく質×15 mg以下
腹膜透析 エネルギー30〜35 kcal/kg(腹膜吸収分を差し引く)、たんぱく質0.9〜1.2 g/kg、食塩は除水量と尿量から計算、カリウム制限なし、リンはたんぱく質×15 mg以下
出典:第32回 管理栄養士国家試験 問135(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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